行かないで
皆さんが幼稚園児や保育園児だった時
登園して親が帰ろうとした時に行かないでって引き留めた事はありましたか?
私は
い゛や゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
覚えてろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
裏切り者ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
って引き留めてました
可愛いですね
衣替え
四月一日 と書いて
わたぬき と読みます
昔の人は4月1日に冬物の着物の綿を抜いて
春物へ衣替えしていたらしい
その名残の呼び方が今も残ってるのって
なんかいいよね
始まりはいつも
これまた実話
20歳くらいの時フリーターで色々な仕事を短期間やっては辞めてを繰り返してたんだけど
仕事を始める動機はいつも「お金が無くなったから」だった
その時も稼いだお金が尽きてきたから
そろそろ働くかー位の気持ちで求人を見てた
そしたらシール貼りだか容器組み立てだかの求人があって
仕事内容の割に給料も悪くない
場所が少し家から遠くて自転車の私にはネックだったけどまあ許容範囲
早速応募の電話をしたら是非面接をしたいとのこと
求人に載ってる住所から最近引っ越したらしく
車で家の近くまで迎えに行くと言われたけど
そんな悪いので自分で行きます。新しい住所は何処ですか?と聞いても頑なに教えてくれず迎えに行くの一点張り
そこまで言うならと、たまーに行く家から少し遠いスーパーを指定した
(何となく近場を教えるのか嫌だった)
当日は履歴書だけ持ってきてくれればいい。黒い車で行く。車の側に立っているから。と言われ
その時は分かりましたと電話を切った
当日、やっぱり違和感が大きくて連絡もせずドタキャンしてしまった
怒りの連絡が来るかな?と思ったけど
約束の時間を過ぎても、次の日になっても、その次の日になっても何の連絡も無かった
それが余計に不気味で、やっぱり行かなくて良かったと思った
本当に求人通りの仕事だったのかな…?
ちなみに、後から求人に載っていた場所をGoogleマップで見てみたらただの畑しかなかった
すれ違い
昔DSというゲーム機が流行ってな…
そのゲーム機には、すれ違い通信という機能がついていて
すれ違い通信モードをONにしたDS同士が一定の距離に近付くと、ゲーム内でその相手と交流ができる機能だったんじゃよ…
ウィーフィーか普及した今ではお役御免になったがのう…
やわらかな光
これは実話なんだけど
子供の頃に母親と二人で寝ていたら深夜2時位に金縛りにあった
生まれて初めての金縛りで声も出なくて
怖いから目を瞑ってやり過ごそうとした
そしたら台所の方から包丁とまな板がぶつかる
「トントントントン」
って音が聞こえてきて
あぁ、お母さんがお弁当作ってくれてるのかな…
と思ったけど
横を見たらお母さんの寝顔があった
じゃあ今台所にいるのは誰だろう
そう思ったら急に怖くなってまた目を瞑った
そしたら今度はその「トントントントン」っていう音が少しずつ近づいてきた
台所…リビング…寝室…そして寝ている私の耳元
右耳で鳴り響く音を聞きながら
私もしかして死ぬのかな…なんて考えが浮かんだ
そしたら、目の前が急にオレンジ色に光った
目を瞑っているから真っ暗なはずなのに
不思議と眩しいとは思わなくて
むしろ安心感のある光だった
その光が消えた瞬間
耳元まで来ていた音は消え
金縛りもなくなった
私は慌てて起き上がってバクバクうるさい心臓に手をあてた
何が起こったのかは分からないけど
あのやわらかな光が私を助けてくれたのは分かる
手を合わせて心の中でお礼を言った
そしたら耳元でまた音が聞こえた
「チッ」