#44「冬晴れる」
冬の刺すような凍てついた空気を、
やっと晴れが染め上げた。
冬らしくない温もりが、優しく顔を照らした。
晴れた雲一つない空、柔らかな太陽。
雪の降るばかりだったこの冬に、
やっと明るく晴れが差した。
お題:冬晴れ
#43「幸せとは」
「ママ、幸せってなあに?」
我が子からの思いがけぬ質問に、私はどぎまぎした。動揺を隠しつつ、我が子の純粋な質問に、私はただ思うことを真剣に答えた。
「それが、わからないことだと思うよ。」
お題:幸せとは
#42 短歌
窓越しの日が出ぬままの日常に、冬が静かに積もっていた。
お題:日の出
#41「成長」
僕が創作をやっていて成長を感じるときがある。それは、過去の自分の作品が嫌いになったときだ。
成長したから、新しい表現が出来るようになって、それのない過去の作品に古臭さと嫌悪感を覚える。過去の自分は、その作品を完璧だと思って残しているのに、それを今の自分が嫌うということは、少なくとも自分の感性が過去から変わった証拠だと思う。
今年の抱負は、それ。来年の今日、ここに戻ってきた時に、この作品が嫌いになっているといい。それで、成長を感じられたなら尚いい。
遅れましたが、あけましておめでとうございます。
お題:今年の抱負
#40
あまりに胸が痛んだので、今日は創作をほっぽり出
しました。
絶望から始まるものが、最初から最後まで絶望のまま、なんてことは無いと思います。早速始まったこの一年も、決して良い幕開けとは言えませんでした。
誰かが言いました、希望が見えないと。でもそんなことはありません、今はきっと霞んでしまって見えないだけです。その霞も、いつかは必ず晴れます。
綺麗事に聞こえるかもしれません。確かにそうかも知れません。しかし、不安なときこそ、無理に一人で頑張ろうとせずに、皆で支え合うことが大事だと、僕は思います。
それができるくらいには、人間というのは温かいものですから。
最後に、被災した方々のご無事を、心から願ってい
ます。