〚ふたり〛
僕ら並んで。
共に、星でも観ようよ。
ゆったりする時間もないなんて。
何を、世界は急かしているの。
一度だけでいい。
'星、綺麗だね。'
そう彼に言うだけでいい。
ただただ、言いたい。
彼に向けて。
明日も素敵な日になりますように。
〚心の中の風景は〛
ぱっとしないまま。
過ぎて行く非日常。
彼と一緒にいれると言う喜びと。
いつかは離れていくと言う悲しみが。
混ざりあって、何かしようと行動しても
中々進まないでただ過ぎていく時間が
僕を苦しめているみたいだ。
時間に追い詰められているのに。
手足は動かないし。
夏休みも終わるっていうのに、テスト
勉強ですら少ししか出来ていない。
そんな僕にもう一度、チャンスをちょうだい。
もう一度現実に戻るチャンスをちょうだい。
もう一度、もう一度。
明日も素敵な日になりますように。
〚夏草〛
終わったと一人気に想っていたのに。
始まってしまったこの恋は中々終わり
を教えてくれない。
片想いだけで十分いいと僕は想ってた。
でも、彼の事を考える度にでる欲望が
溢れて、付き合いたいと考えてしまう。
そんな妄想は現実になんてならないのに。
End it with a one-sided love.
But I still like him.
明日も素敵な日になりますように。
〚ここにある〛
ちゃんと気づいて。
そこにあるのに。
僕が教えたと想っているこの世界は
実は違うのかも知れない。
もしかしたら彼が先に分かってた
かも知れない。
それはよくわからない。
でも自分自身が作り出している
世界ってのは、変わらないよね。
あしたも素敵な日になりますように。
〚素足のままで〛
川に足が溺れる感じ。
持ってきたタオルで足を拭く。
あっと靴下を忘れた事に気づいて。
友達に借りようかなと考える。
でも、借りるのはあんま良くない事
だと想うと、一気に借りようと想う
心はなくなっちゃう。
その時、一人の友達が。
'これ貸すから、次洗って返せ。'
そう言って。
貸してくれた靴下をはいて。
宿舎に戻る。
あの日からずっとよくわからない感情が
僕を包み続ける。
あしたも素敵な日になりますように。