〚君の名前を呼んだ日〛
"〇〇!"
と仲良く、呼びあった日。
僕だけが記憶してるのかも知れない。
でも、僕はそれが彼との想い出のなかで。
いちばんに好きな想い出だったんだ。
あしたもすてきな日になりますように。
〚やさしい雨音〛
ぽたぽたと。
窓をみれば、梅雨が近づく音がする。
もしかしたら今も梅雨なのかもしれないし。
ちがうかもしれない。
やさしい環境音。
僕の心もぐっすりと。
眠りにつきそう。
彼にあいたい。
そう感じるこの頃。
僕だけがそう感じるだけで。
彼はなにも感じていないのかもしれない。
僕はただなにも読み取れないような。
あしたもすてきな日になりますように。
〚歌〛
日常で聴く様々な音。
それから人々の声をよく耳にする。
それが上手く重なりあって、やがてひとつの歌
のようになる。
そんなお姫様のような日常を想像したって。
お姫様とは真逆の僕に縁などない。
かわいいものがすきだとか。
かわいいと言われたいだとか。
そんな想い昔はあったけど、今じゃ心の片隅に
あるようだ。
好きな人は必ず異性じゃないとだめだとか。
そんな考え、押し付けられたくない。
僕の考えを尊重してほしいわけじゃないけど。
ただそんな人がいるんだなとかさ。
話しを聞いてほしいだけなのかもしれない。
あしたもすてきな日になりますように。
〚そっと包み込んで〛
彼の手をそっと包み込み。
暖かくして、温めて。
それでも僕の手は冷たいまんま。
どれだけ包み込んでも。
なぜか僕の手はまだ冷たいみたいだ。
あしたもすてきな日になりますように。
〚昨日と違う私〛
日常なんて、自分の想いどおりになんかいかない。
こうなったらいいなとか。
夜、次の日の想像をしてあしたは良いことだけ
起きると確信している。
それでも、良いことが起きるときありゃ、苦手な
ことだってあるのが人生で。
苦手なことには僕だって関わりたくないけれど。
すきなものを買ってもらえるなら、苦手なことに
だって挑戦するよ。
自由とはなんなのだろう。
僕がたべたいと想って、行ったお店。
買ったおいしいもの。
自分でつくった料理。
人々はもうすでに"幸せ"というものを掴んでいる
けれど。
その"幸せ"というものが、日常すぎて。
気付いていない。
今生きれていること自体が、"幸せという一部"
なはずなのに。
僕らはまだ完全に気付けていないかもしれない。
食べて寝て起きて、人と関わりたのしく会話し
ほしいものがあり、時には苦手なことがある。
いやだなと想っていたことに初めて挑戦して、その
たのしさや美味しさに気付く。
そんな単純なことに僕らまだ気づいていないの
かもしれない。
あしたもすてきな日になりますように。