〚風と〛
風に吹かれて。
潮風も僕の元に。
前から、みたことあるような自転車がくる。
すぐ僕の前を通り過ぎ。
その自転車を2度見する。
不思議そうにみつめてから、どこからきたか
わからない懐かしさを感じる。
彼と出会ったときもこんな感じだったなと。
あしたもすてきな日になりますように。
〚軌跡〛
彼がのこしていった言葉の数々。
悪いだめな言葉もありゃ、良いすてきな言葉も
ある。
時には、偏見のような言葉もあるのが人間
らしかった。
道を歩いて。
上をみて、空が綺麗だと感じるそんな僕の世界。
あしたもすてきな日になりますように。
〚好きになれない、嫌いになれない〛
はじめて恋人ができた日。
僕は告白を受けた方だった。
彼女の告白を断るのは簡単ではなくて。
断ったら、殺されちゃいそうなくらい気がつよい
女の子だったんだ。
恋人になってから、彼女とちゃんと過ごすように
なったかと言えばそうではなく。
ただ学校で隣同士にいるだけで、話すことはたった
の数回だけ。
だからなのか、その数日後には。
靴箱に"別れよ、私たち。互いにすきだったのに
ごめんね。"と1枚の紙が入っていた。
彼女に好意をみせたことはない。
でも付き合いたいという選択をしたのは女の子
の方で、別れたいという選択をしたのもすべて
女の子の方だった。
そこから僕は身が楽になったというわけではない。
ただひとりの同性の相手に恋をしているだけだ。
あしたもすてきな日になりますように。
〚夜が明けた。〛
朝4時半。
頭痛で夜は寝れなく、ただぼーっとしていた。
まだ暗かったのに。
いつの間にか、夜は明けていて。
寝よう寝ようと想っていても。
妄想が僕の邪魔をしてくるんだ。
彼の笑顔は太陽のようだった。
なんか厨二病感満載だね、こんな言葉。
でも本当なんだ。
彼はいつも優しく笑ってくれていた。
If only he would come to me.
彼に逢えたなら。
僕を優しく抱きしめてくれるかな。
彼が眼の前にいるならば。
この願い届いて。
あなたに逢いたい。
あしたもすてきな日になりますように。
〚ふとした瞬間〛
あなたはいなくなる。
僕の前から姿を消した。
彼とおなじように。
頭痛がする。
でもそれはよく伝わらない。
彼との想い出もすべて妄想だったのかなと。
考えてしまうともっと世界がいやになる。
彼の性格もすべてがすべて。
作りものだったかな。
彼と言う人物ですら。
いなかったのかもしれない。
そう不安になる。
迎えにきてくれ。
あなたの後ろ姿だけでも。
あなたの身体で僕を暖めて。
あしたもすてきな日になりますように。