〚君と一緒に〛
きみと宇宙をながめたい。
お花のなかに住みたいし。
こんなわがままになっても、へいきかな。
両親はいうよ。
_もっと現実的になれ、おとこだろ_
男だからだめ。
もっと現実的に考えろ。
とか言われてばっか。
彼は知ってるの。
僕が可笑しいから笑われること。
だからさ。
_大丈夫、大丈夫_
って慰めてくれるの。
同性だからわかること。
同い年だからわかること。
親だけが僕をわかる人じゃない。
彼がいるから。
僕は大丈夫。
〚冬晴れ〛
このごろ少しさむかった。
雨の日も晴れの日もさむかった。
でも少し最近は暖かくなった。
それは昼頃だけだけど。
家からでることも多くなった。
それでもまだ暖かい恰好じゃなきゃだめだ。
さむがりの僕以外もわかるはず。
_さむすぎる_
あれはやばい。
いやみんなわかる。
今年はさむい。
彼もわかる。
今年は、暖かい服が必要だと。
〚幸せとは〛
だれかに必要とされること。
それが僕のしあわせと感じることの一つ。
あの人に必要とされたこと。
嬉しかったの。
僕が必要とされたこと。
ありがとう。
彼と一緒にいてたのしい。
同性だからこそ分かりあえることがある。
それが幸せ。
〚日の出〛
明るい光が灯る。
みんなは恋人と友人と家族と。
そのなかで一人なのは、僕ひとり。
悲しくなんかない。
ただ一人だなってことはわかる。
静けさなんかない。
ほんとに、大丈夫。
大丈夫だって想いたい。
僕ひとりっきり。
大丈夫なんだから。
彼がいなくてもへいき。
大丈夫だよ。
〚今年の抱負〛
親戚のみんなが眼の前で、抱負を話し続ける。
_抱負なんかあるか_
と想ってしまう僕が心の片隅にいる。
なにか言わなきゃ。
"ただ勉強を頑張ります"
それしか想いつくはずもなく。
_あの人と一緒にいたい_
ただそれだけ。
でも言えないし。
なにか言われそうだし。
まだ彼氏がいるの。
言わなくても大丈夫。
大丈夫なんだから。