鏡の中の自分
「…っ!!」
私は鏡が嫌い。鏡というか自分が映るものが嫌い。
水面や写真も大嫌い。
なんでこんな嫌いか?それは…
「お前みたいなデブ産んだのが間違いだった」
親からの言葉が呪いのようにまとわりつく
嫌なのに苦しいのに鏡をみて身だしなみを整えないとと思いみてしまう。
見たくないものを見ないといけない訳では無いのに。
鏡を見すぎるあまり、『ナルシスト』「ぶりっ子」という
噂が学校中にひろがる
これでも、何故か昔からずっと一緒にいてくれる男の子がいる
醜い私を庇うような馬鹿…。私と違って美しい容姿
そんな存在がいて安心と憎悪があったな
今更なんでこんなこと思い出して_____...
『守ってあげられなくてごめん…。ごめんなさいっ』
「手ェ、カがみを..とッて」
鏡の中の私は頬が痩け、骨のようだ。
だけど_____
「(もっと、痩せないと…)」
※気分を害してしまったらすみません。
【眠りにつく前に】
「ねぇ██眠る前にお願いきいてくれる?」
「…っ、ぁ、ご要件をどうぞお嬢様。」
「最後に、一つだけ」
呟くような弱い声で言う
「私の名前を呼んで、欲しいn_____」
___________________________________...
『これより██帝国の命令である皇女の処刑をはじめる』
「… 私の番かなぁ、怖いなぁ」
こんな幼い少女がこのような重役を任せられる意味が自分には分からない。私は、赤子の頃から使えているからこそ
「ルーナ、この世で1番愛していた…。私のような身分で
言ってはいけないと分かっていたけど…」
「「 来世では嫁にきてください 」」
あっという間に処刑がはじまった。
恐怖や悲しみに混ざったような苦痛の顔ではなく
寂しそうな、安らかに眠ったような顔をしていた。
※何言ってんのや
『永遠に』
「永遠なんてものはないわ。
だって死んだら終わり…なんでしょ?w」
と私は言った。
あぁ。永遠ってあったんだ…。
死ねば永遠に肉体からおさらばできる…と
ぐちゃ