廃寺夜想曲*

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11/20/2022, 10:16:57 AM

宝物です。
今日は宝物です。

もう届かない今日は宝物です。


そうして、毎日重ねられたらどれだけ幸せだろうね。

ねぇ、今日、何点?


私は、満点でーす。



昨日も今日も明日も、100点です。


あー
生きてる。生きてるよ。君。

11/19/2022, 10:21:04 AM

キャンドルが咲いた。

自衛隊キャンプに、マッチが擦れる。

ほんわりと赤く染まった、顔。




焼ける匂いに、ここが昔話の終着点。



嗚呼、いいな。こんな時間。
誰か、もっと、分けて欲しい。

僕も、与えることができる側なんだけどね。




君もだよ。




11/18/2022, 10:27:48 AM

たくさんの想い出。


まだ実感が湧かない、新しい学年。

夏休みに、入道雲を眺め、そっと息を吐く。

何時しか、涼しくなってきたと、感嘆する。

木枯らしが駐輪場に吹き荒れ、澄み渡る宙が眩しい。

海の様に冷静な空気。吐いた息は白に混じり、

雪が降ると、喜んだ僕達。

コンコンと降りしきる中、
手がどうしよもなく赤くなっいることに気づく。


次第に、寒さが弱まってくると、








──────さぁ、ね。

11/17/2022, 10:12:09 AM

冬になったら、



もう会えないね。






そうだよ。会えないんだよ?

わかってる?笑










寂しいなんて、言わないでね。








将来を、約束したでしょ。結婚するって。




私は本気だよ。


















ずっと、このままがいい。


何も変わって欲しくない。

11/16/2022, 10:08:12 AM

はなればなれ。


逢いたいと叫ぶのは、求めたくて仕方ないから。


死んでしまったら、求めることが出来ないと知ってしまった今日。
いつも通りのはずの彼女がさらに麗しく見える。



片思いが、両思いに変わる前に、





僕は、この空気を愛す。

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