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8/28/2024, 2:51:21 PM

君はいつも
何の前触れもなく僕の前に現れる
夜中に突然来た時は驚いたよ
一瞬にして鼓動が速くなっていくのがわかる
出来る事なら連絡くらいしてほしいな
...無理か、連絡手段なんかないもんな
この前だって夜中に友達なんか連れてきてパーティーなんかしちゃってさ、正直大迷惑だよ
昼間はぐーたら寝てるくせに夜になると大はしゃぎ
黒ギャルでフッ軽だし、パリピかよ(笑)
あの時は怒って頭叩いたね
友達もびっくりして隠れてたよ
君と最後に会ったのはいつだったかな?
僕があのボロアパートから勝手に引っ越したのが去年の夏頃だから一年くらいかな
本音を言うと君の事が嫌いだったんだよ
顔も見たくないし、なんなら足音さえも聞きたくなかった
今は新築で前の部屋より広い2LDKのアパート
しかも門部屋
南向きの窓から吹き抜ける風はとても気持ちがいいんだ
だからさ、だから絶対に面見せんじゃねぇぞ

ゴキブリ


8/27/2024, 9:27:10 AM

私の日記帳

そうだ!!今日から日記を書こう
と思ったのが六月の梅雨真っ只中
仕事中に何気なく聞いていたラジオのパーソナリティーが趣味で日記をつけている、と言うではないか
正直その他のトークは覚えていない
「趣味で日記をつけている」
なぜかその言葉だけが耳から離れなかった
早速仕事帰りに100均でペンとノートを購入し帰路に着く、少しウキウキで。
道中も、帰ったらどんな事を書こうかなぁ~?なんて考えてみる、たいして思い浮かばない
そりゃそうだここ二年ほどは家と職場の往復だ
心踊るイベントがあったわけでもない
貯金もなければ恋人すら居ない
たまの休日は草野球にも興じるが特に目立った成績を残すわけでもない、この間はエラーもした
二十代前半には頻繁あった地元の友達との飲み会も今じゃめっきり少なくなった、ちょっぴり寂しい
帰っても山積みの洗濯物との格闘、シンクに目をやれば昨夜使ったまま放置していた食器
ため息がでる
猫の手も借りたいがペット不可物件なのでそれも叶わぬ夢
そう考えていると何だかやる気もなくなってきた
そんな私の日記帳は今では立派なメモ帳にジョブチェンジしている。