きらきら
静まり返る夜に
真上に光る月
アルテミス、セレーネ、嫦娥そしてツクヨミ
月の神様は皆女性
影は女性の象徴
あぁ、月の神々よ
私の願いを叶えて
太陽と手を取り共に歩きたい
どうか女性に権利を
んー、どうしようかな
でもたぶん冷静だと思う
まずは好きな動画見て
家にあるお菓子ぜーんぶかき集めてバク食いしたい
あとは外に出て叫びたい
川とかに行って水鉄砲で遊んだり
草の上に寝っ転がったりなんてして空見たり
あは、子供みたいに
久しぶりにやりたいなぁ
え?君を置いていくって?
いやいや一緒に子供の頃に戻ろう
一緒に手を繋いで寝てたら死んでました
なんて笑っちゃう
でももし僕がいなくても大丈夫
皆等しく平等に終わるから
寂しくないよ
どこにいても、最後は一緒だから
そんな事言うなよ
俺はお前を助けたいだけなんだ
お前の気持ちを分かってあげたい
その痛みを貰いたい
二人で持ちたいんだよ
俺のわがままかもしれないけどさぁ
泣いて
俺に助けを求めていいんだよ
小さい頃は神様がいると思ってた
私を守ってくれると信じた
だってそう習ったから
神様は慈悲深いお方
そう思いロザリオを毎日掲げた
反抗期をすぎ思春期になる頃、私は人を殺めてしまった
若気の至りですよね神様
あぁ、どうすればよいのですか
助けて神様
私を守って
何度も願った、習った通りに
だが助けてくれなかった
この時神様はいないと分かった
助けてくれない神様などいらない
冷たい床に座り柵の中から月を見上げる
私が死んであの世に行った時に
神様に会えるのだろうか
会った時には
そうあなたを
地獄に引きずり降ろす
慈悲深い神様ならそれぐらい許してくれるでしょ?
永遠などない
変わってくもの変わらないもの
たくさんのことがあるけれど
私達はそれでも生きている
生きていかなくてはならない理由がある
惨めでも情けなくても
偶に道を外すこともあるかもしれない
それでも
それでいい
間違えてない
自分の正義を貫き通し
前を向け
そのままの自分で
明日を迎えよう