眠りにつく前に
小さい頃は、お母さんが眠りにつく前にえ本を読んでくれました。寝るのが怖い私のために、毎日違う絵本を読んでくれました。
絵本を呼んでもらっている時に、眠ってしまうことが、多々ありました。
ですが、それのお陰で悪夢を見ないことが多かったです。
今は私が子供たちに読んでいる側です。
お母さんは数年前に他界してしまいました。
それでも私はめげずに、毎日を楽しく謳歌しています。お母さん見てる?そんな言葉をここの中で呟きました。
おや?そろそろ時間のようです。
子供たちに絵本を読んできます。
ではまたどこかでお会いしましょう。
永遠に
「永遠に愛しているよ」
そんな言葉知らない
知りたくもない
なんでそう思うの?
だって《永遠に》って
言葉は永遠じゃないから
絶対《永遠》だよ?
それが、永遠じゃないから
いつかはお互いを
忘れてしまう
だから《永遠に》って言葉はないんだよ
理想郷
自分だけの理想郷欲しい?
なんでそう思うの?
だって自分だけの理想郷
あったら、
幸せになれるんだよ?
いらないよ
そんな理想郷
なんでいらないの?
欲しいでしょ?
自分だけの、自分が望んだら
自分のしたいことが
出来るんだよ?
欲しいよ。そりゃぁ
だけど、
今の世界があってこそ
僕が居るんだからさ
ふぅん
だから君......いや
《理想郷》君自体は
世界の誰もが欲しがる
でも
皆で造る《理想郷》
が1番いいだろ?
懐かしく思うこと
とある青年が言っていました。
《昔を懐かしく思うことは、いい事だよね。
だって忘れたい記憶もあると思うけど、その分いい思い出もあるんだから。
昔に戻りたいとか、やり直したいって思っても、無理な事は分かってる。
だけど、昔の出来事があるから今の僕たちが居るんだよ。》
そう青年が言っていたことを思い出した。
(あの時の青年はどうしているかな。)
そう思っていると、私の大好きな彼がいつの間にか隣に立っていた。
私の視線に気づくと、彼は私に向かって微笑んだ。
なんだか懐かしいような....。
私が「__ってあの時の青年だった?」と言っても彼は「なんの事?」って答えるだけ。
(結局誰だったんだろうか)
そう思っている私の横で彼は、
微かに笑ったような気がした。
もう一つの物語
僕の物語は一つしかない。
今生きている人生しか物語がない。
失敗続きの人生は飽きてきてしまった。
完璧な自分は空想の中でしかいない。
美人でスタイルの良い、頭が良く、恵まれている国、最高な友人........。
欠けたところのない完璧な自分でいる、空想上の自分が羨ましい。
現実の自分なんて真反対の人間だ。
こんな自分がいつも嫌いだ。
だから空想上の自分だけは、《完璧》でいたい。