物憂げな空
ハァ、ホント、今日はなんだって言うのよ
朝寝坊しちゃうし、お昼は売り切れてるし、仕事ではミスするし
挙句の果てには傘を忘れちゃうなんて
げ、しかも結構雨振ってる…
あーぁ、こんなにも空が暗いとどんよりしちゃう
いやまあ朝からミスが続いたからってのもあるけど
…こんな日は早く帰って寝るに限る!
さっさと帰ろう
春風とともに
心地の良い風が吹く
どうやら冬が終わりを告げ、春が来たらしい
春になったなら、あの子達の一番好きなお菓子を用意しなきゃ!
あとは春一番の雪解け水を汲んできて、桜の木のお世話と、畑と…
あぁ!やることが一杯で嬉しいなぁ
ピゥーイ
あら珍しい、あの子の方から呼ぶなんて
ごめんなさいね、ワタシの方から押しかけたのにアナタを放っておくなんて
でも心配は要らないわ、ココは夢に満ちたとてもしあわせな場所
満ちることはあっても飽きることも足りなくなることもないわ
さぁ、こちらへいらっしゃい?
旅の途中
「これで、良いのでしょうか」
聖者は想った
「何を言っている、間違っているに決まっているだろう」
導師は言った
「っならば何故!」
英雄は抗った
「なぜ、ですか」
智者は考えた
彼らがこれから進む『みち』には、多くのモノが立ちはだかるだろう
『たおれたく』なるほどに、苦しいだろう
けれど、けれどどうか、貴方達だけでも良い
彼等の進むその先を、生き様を見て欲しい
これは私の傲慢であるけれど
これは終わることが無いけれど
どうか、■■■■■■■■■■
これは、悪と言われた彼等の旅
その旅で起こった様々を見ても、貴方達は彼等を悪と呼べるのか
〜End〜
帽子かぶって
『にんげんさん、はじめまして!』
玄関口に置かれていた紙屑、なんとなく拾ってみたそれはどうしてか紙屑には見えなくて、部屋に戻ってよく見てみたらどうやら手紙だったらしい
『ボクはクスノキの子の3つ目です
きゅうにお手紙矢礼します
これはお望いがあります
前にぼうについていた
ぼうし?をください!』
誤字がたくさんあるが、まぁ要するに前に外に干した人形用の帽子が欲しいということだろう
いつ、どうやって渡すのか書いていないし、帽子は人形用だから小人なのかという疑問点はあるが…
まぁいいか、偶にはこういうものに乗っかっても
帽子が無くなっても無くならなくても面白い、外に置いておこう
次の日、帽子はキラキラ光る石に変わっていた
果たしてこれは小人が持っていったのか、それとも偶然なのだろうか
〜End〜