NoName

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7/29/2024, 10:51:33 AM

嵐が来ようとも

たとえば今日、散ってしまう命があるとして。
それが自分の大切な人ならば、向かわない理由はないだろう。

たとえ嵐が来ようとも、私はこの歩みを止められない。大切な人の最期のときに、立ち会うために。

7/28/2024, 2:31:12 PM

お祭り

妙な高揚感とともに人混みのなかを練り歩く。
はぐれないようにと手と手を繋ぎ、私は彼の隣を歩く。

じっとりと熱を帯びた互いの手は、蒸し暑い夜の空気に溶け合った。