生まれ変わりを信じますか…
「永遠に」と尋ねられて
一番最初に浮かんだのは「魂」
生きとし生けるもの…
全ては、生まれ変わり死に変り
色々な経験と沢山の人と出会って
自分を鍛え磨き上げていく…
今の人生が終わって天に帰れば
また、次の人生を選んで降りてくる
私の2人の娘たちは、幼くして
亡くなった、主人の兄と姉…
何故に言いきれるのかと言えば
「今度生まれ変わりますからよろしく」
そう2人で私の所に挨拶に来たから…
もちろん…夢枕に立つという形で…
だから、「魂は永遠に生き続ける」
余談だが、我が家の愛犬は実家で
飼われていた黒猫の生まれ変わり
かも知れない…
父が亡くなり最後の3年間私が
必死にお世話に通った猫だ
今度は、黒犬になって私を溺愛している
愛犬は、朝起きると一目散にソファに
向かいスリスリとソファに体を擦りつけ
気持ち良さそうにする、その姿はまさしく
猫だと思える…気まぐれな性格も猫だ
犬になっても、どうも猫グセが消えず
自分が誰の生まれ変わりかを私に
教えているように思えてならない。
「理想郷」なんて無いと思う…
人の欲や願望が叶っても
また次々に新しく色々な
欲求は湧いてくる…
だから、満たされる事はない
服を買ってもまた新しい服が
欲しくなり…
お金を手にしても更に手に
入れたくなるだろう
理想郷があるとしたら
全ての欲望に振り回されず
今に満足し小さな幸せを
感じられる…
そんな純粋な心を手に入れた
時だろう…
人生を懐かしむなんて
何もかもが一段落した頃だろう
私は今日も、1日を目まぐるしく
駆け抜けている…
時間が過ぎて「懐かしく思う事」を
幸せな気持ちで迎えられるように
今…この瞬間を頑張るのみである
人生の重大な選択を誰しも皆
迫られた事があるだろう…
どちらか一方を悩んで悩んで
答えを出したはずだ…
そう…「絶対にこっちだ!」と
けれど、あの時違う方を選んだと
したら私の人生は…?
…とは、これもまた皆思う事だ
どちらを選んでも多分、波乱万丈
色々な出来事がある…
「もうひとつの物語」を知るすべは
ないけれど、与えられた今の時間を
大切に過ごし行き着く先は
案外と同じだったりするんじゃない
だろうか…
これから生きる人生の
残された時間が絶対的に短くなると
今までの長い時間の中で、まさに…
「暗がりの中で」と言うドン底を
何度か味わった…
走る車の中で泣きながら子供のように
どうしようもない感情と戦った日…
美容師の見習い時代…
いじめられて雑巾を顔にぶつけられても
歯を食いしばって、トイレに駆け込んで
声を押し殺し隠れて泣いた日…
「もう嫌だ…無理…終わった」
人生の難題が目の前にあると、こうやって
一回はドン底に落ちる…けれど…
落ちきったら、地を蹴って上に上がる
しかないとやっとその後に気付く
暗闇から光を見つけ、上に上にと
這い上がって、今日も私は無理難題を
何とか片付けながら今これを書いている