自分が子供時代は
学校も勉強もない大人が羨ましかった
大人がものすごく大変だと
嫌でも気付かされるのは
自分がしっかり成長した時だ
その時、大体の人達はこう言う…
「もっと真面目に勉強すれば良かった」
「そしたら、人生変わってたかも知れないし…」
………もう遅い…時すでに遅しだ
子供のように、変わらぬ現実を憂い
今日も明日も明後日も…
皆生きる為に必死に頑張るしかない。
私……
4人兄弟の末っ子で兄が3人
だから、並大抵の事ではめげません
幼い頃から、ダルマみたいに転がされ
女中のようにこき使われ…
だから、忍耐と根性はあります。
さて……
人にはモテ期と言うのがあるようで
私の場合は高校1年生…
その頃の男子と言うのは今と違い
草食系ではありません。
気に入った女の子にはバンバンと
当たって砕けます(笑)
ある日の「放課後」……
私は、当時「今日から俺は」のような
ヤンキー女子に屋上に呼び出されました。
どうやら、その子が好きだった男子が
私に告白したようで…
「アイツ調子に乗りやがって」みたいな
流れのようでしたが、そんなの知りません
いわゆるパシリの子が「A子が屋上に
来いってよ」と……私に伝えてきました
私、悩む事もなく返事をし…
「私ね、A子と話す事ないから行かない」
それから、随分とガンを飛ばされましたが
別に…って感じです。
「お兄ちゃんたちありがとう、今日の
強さがあるのは鍛えてくれたお兄ちゃんたちのおかげです」
人生、何が役に立つかはわからないもんだ
人生の流れによって
カーテンの色味は変化する
両親に守られ、暖かい部屋を
与えられていた時は
女の子らしいピンク色…
社会人になって、一人暮らしを
始めれば、女の一人暮らしだと
バレぬように、わざと青やグレーの
地味な味気ない男性色のカーテン
家庭を持ち、子供が生まれれば
なるべく外からプライベートが
わからぬよう、また強い陽射しから
我が子を守る為に、値が張っても
しっかりした遮光カーテン
長い時間を経て最近のカーテンは
ほどほどの厚さと遮光、値段もほどほど
しかし、長年の劣化で最初セットだった
レースのカーテンも時間差で傷み
部屋部屋でチグハグだったりするが
やっと涼しくなり、良い風でカーテンが
揺れるだけで、「まあ、いいか」と
随分とおおらかになった自分に気が
ついたりする。
車を運転中、ふと思い出す事は
亡くなった父親だったり…
20年近く一緒に過ごした愛犬だったり
今はまだ健在だけれど、かなり高齢の
母親の事だったりする。
運転中の密室とは、誰に気を使うでも
ないから、案外と自分の本心と向き合い
素直になって内観する貴重な時間だ
亡き父や愛犬との思い出を振り返り
気がつけば涙涙だったりする
また、高齢の母を想い、そう遠くない
未来にまた別れを告げる日が来るのかと
どうしようもない現実に潰されそうに
なっては、「耐えられるかな…」と
1人想像の世界で想いあぐれ…
私にとっての「涙の理由」とは
かけがえのない愛と情で複雑に絡まりあった家族との絆である。
ココロオドル事は
生きとし生けるもの
命ある者全てに
平等に与えられた
幸せの瞬間を感じ取る
素晴らしい力である…