夏子

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10/1/2024, 12:03:31 PM

夕暮れに西の彼方が真っ赤に染まり
今日も長い1日が暮れようとしている
私は、1人裏庭のウッドデッキに腰掛け
良い風に吹かれながらしばらく目を閉じ
静かなひとときをまったりと過す…
以上で正解なのは、裏庭のウッドデッキ
のみである…
後はすべて妄想と願望である
現実はと言うと…
「ちょっと〜!何で風呂場から
びしょびしょで来るの〜!」と双子に…
「お〜い!ご飯まだ?アテがないよ」は
旦那…何より食に熱心な人だ
私は、ひたすらキッチンに張り付いて
晩ごはんを必死に作り続けている
皆、各々に願望をぶつけてくる
私の体は1つしかないのに…
「あっ…ネギ…」で私は外に逃亡…
裏庭の畑に行き、ネギを収穫しながら
一瞬良い風が吹いた…(これ現実だ)
立ち止まり天を仰ぐ…(ここはため息)
「さっ、仕上げだ!」
「たそがれ」は私をかすりもしない(笑)

9/30/2024, 9:29:46 PM

【きっと明日も…】

私たちは形なき魂の存在だ
誰しも皆すっかり忘れて生きている
窮屈な狭い重い身体を借りて
日々生き続けているのだから
苦しく不自由なのは当たり前だ
おまけに、大難小難のオンパレード
自分で決めたゴールに辿り着くまで
今日も明日も明後日も…
うだうだと文句を言いながら
走り続けるしかない…
楽な人生なんてどこにもない
なら、ちょっとでも「幸せ」と
感じられる素直な感性を身につける
事が得策だ…

9/29/2024, 10:37:48 AM

我が家には双子の男児が居て
一階のリビングダイニングは
毎日が戦争状態だ…
彼らを夜九時に就寝させるのは
明くる日の学校生活の為でもあるし
せめて、我ら大人が1時間でも2時間
でも「静寂に包まれた部屋」で
自分を取り戻す時間が欲しいという
願いもあっての事だ…
しかし、足の踏み場もない程に
ありったけのエネルギーで
遊び散らかした部屋をまずは片付け
なければならない。
もちろん、彼らにも指示出しはする
だが、出す時は威勢よく…
片付ける時は、あ〜でもない
こ〜でもないとなかなか前に進まない
「もう良いから!さっさと2階に行く!」
最終的には大人たちが尻拭いをして
今日も1日が終わる…
「静寂に包まれた部屋」を手に入れる
までには、日々忍耐が必要なのだ

9/28/2024, 10:24:54 AM

93歳の母は大腿骨を骨折し
施設暮らしもすでに5年を過ぎた
長男夫婦と同居だった事もあり
娘の私が自由になる事は限られている
1つは、毎日電話をかけ様子を聞く事
もう1つは、週1で面会に行き身の周りの
世話をすること…
幸い、認知症はなく精神はしっかりして
いるが、1日のほとんどをベッドの上で
過ごし、時たま車椅子で廊下に出て
気分転換をする事が日課だ…
それでも、毎日頑張って生き抜いている
母を心底尊敬し愛している
身を持って生き様を見せてくれる
立派な母だ…
ここ半年ほど前から、面会が終わり
帰路につく私に毎回母は握手を求める
ようになった…
「何…大げさだね〜」最初は笑顔で
軽く返していたが、最近は違う
母と私の「別れ際に」は大きな意味がある
93歳の高齢なのだ…明日がわからない。
お互いにそれがよくわかっている
「また、来週ね」名残惜しい気持ちで
しっかり握手を交わし「来週も元気で」と
願いながら毎回施設を後にする

9/27/2024, 10:48:06 AM

数年ぶりに熱を出し床に伏せっている
38℃位の熱なら気合で動いていたが
コロナからこっち、今のご時世は
風邪さえ大病扱いで寄るな触るな…だ
だから、私も世の中の流れに身を任せ
仕事はあっさり諦めた…
気候も人生も一緒だな…
昨夜はピンピンしてたのに一寸先は
わからない。
さっきまで青空だったのに、急に真っ黒な
雲に覆われどしゃ降りになる空と一緒
まるで「通り雨」のようだ…
私の身体…明日はスッキリ晴れますように

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