私には2人の娘がいる。
主人には、幼くして亡くなった兄と姉がいた…
結婚して1年が過ぎた頃、不思議な夢をみた…深い霧が立ち込めた真っ白い空間…
そこに亡くなった当時の「子供のままで」
兄と姉が現れた…穏やかに微笑んでいる。
2人は私にこう言った…
「今度、生まれ変わりますからよろしく」
その後、2人の娘が誕生した。
長女は、成長するほどに亡き姉に生き写しになり周りを驚かせた…
兄は、個性的でちょっとオタクな次女になったようだ…
たかが夢…私はそうは思わない。
短命だった前世から、弟夫婦の所を選んで
戻って来た2人…
今度は前に出来なかった、色々な経験をして欲しい…
今の所、穏やかとは言えない波乱万丈な人生を送っている…
ちょっとやり過ぎな傾向にある(笑)
2人の娘たちには、常々話して育ててきた
「1日1日を大切に生きて欲しい」と…
そして何より長生きして欲しい。
この人生が幸せだったと感じてくれたら、私の役目は果たされる…
初対面で未来がわかる…
そんな不思議な体験がある。
現在、ひとつ屋根の下で共に暮らす旦那を初めて見たのは18歳だった…
名も知らず、どこの誰とも分からない人
もちろん、「愛」なんて欠片もない。
ふと視界に入った彼は、真っ白いオーラで全身を包まれ輝いていた…
次の瞬間…「何だ…ここにいたのね」って
直感で私は感じ取った。
「私…この人と結婚する」って迷いもなく運命に従った私だが、旦那は長い時間たった今も信じていない…
私は確かに、運命を未来を一瞬で感じ取ったのに…魂レベルの出来事だったのに…
この話をすると「またまた…ご冗談を」
くらいなノリで返される。
一方的に運命を受け取ってしまった私は
プロポーズの言葉もないまま結婚し、気がついたらずっと彼と一緒に生きている…
私たちはきっと、生まれ落ちる前に
「愛を叫ぶ」そんな約束を交わしてこの世にやって来たんだね。
私は田舎に住んでいる…
だから、春先になれば当たり前にモンシロチョウがひらひらと飛んでくる。
あ〜…春だなぁ…
なんて、悠長なことは言っていられない。
可愛いみかけと違ってモンシロチョウは
根性がある。
それはそれはしつこく葉物野菜を狙ってくる。小さな卵をあちこちに産み落としては、ひらひら…
モンシロチョウが飛ぶたびによそに行くように私も抵抗を試みる。
それでも、上手く目を盗んで育ったアオムシはムシャムシャ葉物をかじって成長…
そのうちに、適当な場所を見つけて移動し、サナギになる。
自然界は人間界とは比べものにならない位に厳しいだろう。
ただでさえ敵が多いのだから、なるべく邪魔をしたくないけれど、大切な野菜が食い荒らされていくのを見るのはさすがに辛い…
人間だって生きていかなければならない。
共存共栄…永遠のテーマだ。
私には兄が3人いて末っ子で女1人…
3才上の兄は何かと私をこき使った。
ある土曜日、学校から誰もいない家に先に帰った私は「よし!味噌ラーメン作ろ♪」ってな感じで準備、出来上がって、さてと机に運ぶタイミングで兄が帰宅…嫌な予感
「おっ!美味そうだな…俺のも作って」
上下関係が出来上がっていた私に断る選択肢はない…
渋々とまた台所へ…「兄ちゃん、塩ラーメンしかないよ」そう言ったら「何でもいいわ」って…「私、絶対に味噌だからね」って釘さしてからラーメン作りを続けた。
よし出来た!兄ちゃんの塩ラーメンを持って居間に行った時…
あれだけ頼んだのに私の味噌ラーメンを兄は勝手に食べていた。
食べ物の恨みと日頃の恨み(笑)
次の瞬間、出来上がったばかりの塩ラーメンを鷲掴みにし兄目掛けて力一杯なげつけた!!
切れた兄も食べ残した味噌ラーメンを私に投げつけた!!
しばらくして、我に返り周りを見渡すと部屋中がとんでもない事に…
もちろん、私と兄ちゃんも大変な事に…
次の瞬間……
「母ちゃん帰って来るぞ!」の兄の一声でバトルはいきなり大掃除にチェンジ…母ちゃんの鬼の形相が頭をかすめつつ…
「兄ちゃん、ちょっとやり過ぎたね〜」と深く反省しながら兄妹は散らばったラーメンを集め続けるのであった…
バカバカしいが平和な兄との思い出
忘れられない、いつまでも…
初めてお話を作って書いたのは8歳の頃
何冊ものノートに一生懸命に書いた…
誰に読んでもらう訳でもないが、お話の主人公になってそれがとっても楽しかった。
あれから、長い長い時間が過ぎた…
物語は作らないが今も私は書いている。
この瞬間にも溢れてくる言葉を一文字一文字残している…
なんて幸せなんだろう…素直にそう思う。
良い時も悪い時も書いてきた。
そうやって自分を慰めたり励ましたりして生きてきた…
ふと読み返して昔の自分に助けられた事が幾度となくある。
過去の私は今の私に色々と教えてくれる。
1年後…5年後…10年後…先はわからない。
けれど、今こうして書いている自分が
きっと私自身を「言霊」で助けてくれる。
私は何故かそう確信を持っている…
だから、今日も感謝を忘れず書き残そう。
未来の私に向かって今の私からの色々な
メッセージを…