人は恋をする始めと終わりに 必ず他人になる。

名前も知らない「誰か」から始まって
名前も言えない「誰か」になって終わる

歳を重ねれば、いずれまた貴方が誰かになってしまう

貴方の名前が言えなくなって
貴方のことを殆ど分からなくなって
自分のことさえ分からなくなって

だから全てを忘れたとき最期に残るものを今探している

最期に残るものが貴方への想いでありますように。


「誰か」

モノクロの人々って何故あんなに美しいのでしょう
もしかして、前世でお慕いしていた人なのかしらね

「モノクロ」

"ずっと一緒" だとか "絶対結婚する" だとか
過去の人に散々言われてきたわ

信用出来ない言葉ランキング堂々の1位

でも信用したい人ランキング殿堂入りの貴方から言われると、信じたくなってしまうのね

存外、私の乙女も生きているみたい

「永遠なんて、ないけれど」

まるで当たり前かのように私を隣に置いてくれるのね

「僕と一緒に」

失恋の傷を癒すために旅に出るだなんて
それなら初めから恋に落ちなければよかったのよ

「センチメンタル・ジャーニー」