こんな夢を観た。
小さい子が、小さい子と言っても小学校中学年ぐらいの子が、母親の腕の中で眠っている…そんな夢。
僕は、その子が羨ましかった。
僕は、母親に愛されなかった。
兄よりも要領が悪かった、出来損ないだ。
ねぇ、お母さん…。
抱きしめてほしい。
愛してると、嘘でもいいから言ってほしい。
ねぇ、お母さん。
大人にもなってこんなこと考えるのは、おかしなことなのかな…。
僕は、いけない子なのかな…。
あの夢の子が、僕だったらよかったのに。
来年もみんなが幸せになる年になれたらいいなと思っています。
よいお年を
「ねっ、素敵でしょ?」
若い女性がそう言う。
年齢は…二十代くらいだろうか。
まるで、小動物のような愛らしい顔をしている女性だ。
だが、顔に似合わず以外と強引で、かれこれ1時間は話を聞いている。
彼女が言うことを簡単に言うと、亡くなった人にもう一度会える方法がある。という、ことだった。
つい最近、妻を亡くした身からすると、その話は喉から手が出るほどのものだった。
もう一度妻に会いたい、またあの笑顔を見せてほしい
その一心で契約書にサインをし、多くの人と灯火を囲んだ。
気がつくと目の前には、苦しそうな女性がいた。
私に「どうして呼んだの」と辛そうな声を出す女性…
思い出せない、どうして灯火を囲んでいるのか、ただ何かを失ったことだけが自分の中にある。
私は、誰に会いたかったのだろう?
昔々、あるところに少女がいました。
少女は、家族からいじめられていました。
毎日お星様にお願いをするのです…
あの人たちが不幸になりますように、と。
月が綺麗な、ある夜
家族は、お城の舞踏会に呼ばれました。
もちろん少女は呼ばれず、いつものようにお星様にお願いをしていました。
そして、少女が目を開けると、そこには魔法使いがいたのです。
魔法使いは少女に、ドレスと馬車を与え、舞踏会に行けるようにしてくれました。
そして少女は、王子様とダンスを踊り、夢のような時間を過ごしました。
時計の針が重なったとき
少女の目には、自分の部屋が映りました。
そう、今までのことは全て幻しで
人の不幸を願う少女には、幸せは来なかったのでした。
おしまい
いつもよりちょっと、暗い帰り道
雲から、覗き見しているお月様
月の光に照らされた、君の顔が…
いつもよりちょっと、切なく見えた。
君から見た私は
同じ顔をしているのかな…?