広い星空の下で君は死んだ。
高い所は苦手だとかほざいていたくせに、最後の最後で無駄な度胸を見せて。
「僕も星になりたいなー」
なんてらしくないポエミーな言葉を吐き捨てて。
僕が不登校だったときスクールカウンセラーに
「勉強どころか食事も睡眠もまともにできない自分がいや」
って言ったとき
「なにもしてない間も〇〇さん(僕)は人一倍色んなことを考えてるんだからきっと何もしてないなんてことないよ、それでいいんだよ」
って言われた
絶対そんなことないよ、なんのためにもならない励ましはつらいよ
僕は昔から優柔不断。
「どっちか1つだけだよ」と言われるのが苦手。
お誕生日のときもショートケーキとチョコレートケーキの2択を選べなくて結局弟が先にショートケーキを取っちゃった。
僕の誕生日だったのに。
同時期にAちゃんとBくんが告白してきたときもどっちも曖昧にしちゃって2人とも友達以下になっちゃった。
Aちゃんは優しくてかわいい女の子、Bくんも優しくてかっこいい男の子。2人とも大切な友達だったんだもん。
お父さんとお母さんが離婚するときもどっちについていくか決められなかった。
お父さんは借金まみれ、暴力と浮気ばっかりで、
お母さんはお父さんよりマシだったけどヒステリックはひどかったし、幼かった僕には違いなんて分からなかったよ。
なんでかな、
昔から自分のことよくわかんないんだ。
自分のことは自分が一番良くわかってるなんて言うけど僕はそうじゃない。
僕含め人間みんな僕のことがわからない。
二兎を追う者は一兎をも得ずだっけ?
僕の場合はなにも追えないままなにも手にできない。
僕って残念な人間だね。
Fomzというカメラアプリを入れてから早3ヶ月。
自分の心惹かれるものを撮る習慣ができた。
たまにフォルダを見返した時に、そういえばこんなこともあったなあなんて思ってちょっと思い出したりする。
記憶っていうのは儚いね。
きっと写真がなかったら記憶力の悪い僕は大切な思い出をたくさんなくしているだろうね。
食事、風景、人物、日常的なものも非日常的なものもたくさん撮ってたけどあれは全部僕の大切なんだ。