真っ直ぐにただひたすらに、
毎日、勉強してた頃は、

きっと、今のような生活なんて
思いもしなかった。

今の仕事に大きな不満はないけど、
なりたかった職業とは違う。

昔思ってた仕事ができたら
また違う自分だっただろう。

夢は叶わなかったけど、その過程が大事だと思う。
一生懸命何かに集中したり、いろんな人に
出会ったり。

若かったときはなんだか、新しい発見が多くて
あっという間の日々だった。
少女なんて、可愛げのある感じじゃなかったけど。
後悔は今の自分にはない。

学生の頃、気になる人に
ちょっかいして、遊んでた。

サイン帳にも冗談書いてごまかしてた。

あれは恋してたのか？

好きという感情がよくわからなかったから。
ただ、嫌いな人ではなかった。
嫌いだったら、話しなどもしなかったはずだから。
僕の気持ちは受け止めてもらえなかったけど、
淡い思い出はくすぐったくなる。
あの頃は楽しかった。ただ、それだけ。
好きって難しい。

ふと立ち止まって、川沿いの道端で
寄り添った。

ドキドキが伝わってしまうのではないか？

触れ合う瞬間が

どうしても、瞼を閉じるとよみがえって。

あの時のあの感覚は、
きっと二度と忘れられない。
もう二度と会えないから。

雨上がり、傘を閉じたら
僕らは離ればなれ。

やっと二人になれたのに。

雨があがらないほうが良かった。

毎日毎日、君の名前を呼んで。
でも、すぐ横にいない。

淋しくてたまらない。

ふとしたときに、やっぱり呼んでしまう。

そんな僕を、君には見せられない。
大好きで仕方ない。
僕以外の誰かと一緒になるだろうけど、
君が幸せになることが大事。