伊織

Open App
3/17/2026, 1:14:12 PM

年の離れた姉から電話があった。

「そっちはどう?一人で大丈夫?」
「大丈夫だよ。一人じゃないし」
「一人じゃない?」
「彼氏と一緒にいるの。幼なじみの彼と付き合っている」

姉はちょっと黙ってしまった。そしてため息一つ。

「そう…」
「ごめんね、姉さん」
「謝らなくていいのよ。私はいつでも貴女の味方だし。…でも何かあったら遠慮なく相談して」
「大丈夫。私は幸せだよ。泣かなくてもいいくらい」
「よかった。じゃあ、また電話するからね」
「うん、また電話してね」

電話を切ってふうっと息をつく。彼は今お風呂に入っている。何か飲もうかな。

「あれ?電話してた?」
「うん、ちょっとお姉ちゃんから」
「そっか。いつかご家族にも挨拶に行かないとな」
「まだ早いよー」

3/16/2026, 10:39:41 AM

今日は二人で映画を観ている。のんびり出来るように家のソファーで。

かなり怖いホラーらしいけど大丈夫だろうか。

飲み物や軽くつまめる物を用意して、軽く雑談をする。

ヤバいシーンが出て来たら見せないようにしなくては。

そしてついにそのシーンがやって来た。

「うわっ!」

思わず君に抱きついてしまった。

君はちょっとびっくりしたようだったけど、それは俺が抱きついたからのようだった。

最初はキョトンとした顔だったけど、次第にニマーっと笑みを浮かべる。

「結構怖がりなんだねぇ」

ああ、恥ずかしい。穴があったら入りたい。

その後君に頭をヨシヨシされた。なおさら恥ずかしい。

3/15/2026, 11:41:12 AM

星が溢れる夜。

今夜は二人で買い物がてらお散歩。

自然と手を繋いでいた。

「えーと、何だっけ」
「どうしたの?」
「“星が綺麗ですね”だっけ。あれ?」
「それを言うなら“月が綺麗ですね”だよ」
「そうだった。でも今日は星が綺麗だな」

くすくすと笑うと彼は人懐っこい笑顔を浮かべながらこう言った。

「またこうやって散歩しような」
「うん!」

3/14/2026, 12:35:55 PM

今日の君はかなり眠そう。

徹夜でレポートを書いていたからね。

「どうだった?」
「うん、先生から褒められた」
「そうか、お疲れ様。今日の夕飯は俺が作ったから」
「ありがと〜」

簡単な食事だったけど、君は嬉しそうに食べた。

食べ終わった後、君はテーブルに顔を突っ伏して寝ようとしている。

「こら、ちゃんとベッドに行こうな」
「うーん」

頭をわしゃわしゃと撫でると、君は安らかな瞳をして笑う。

そのまま寝入りそうだったので、君を抱えてベッドまで運ぶ。

…今日は一緒に寝てしまおうか。

3/13/2026, 10:18:40 AM

幼い頃一緒に遊んだ男の子。

ある日顔を真っ赤にしながら「結婚してください!」とおもちゃの指輪を差し出したっけ。

その次の日、父の転勤でお別れの言葉も言えずに引っ越した。

すごく悲しかったけど、そのおもちゃの指輪を見ると彼の笑顔を思い出して頑張れた。

大学生の時彼と再会した。

あの人懐っこい笑顔は変わらなかった。

初デートの時、彼は顔を真っ赤にして「結婚を前提にお付き合いしてください!」とシルバーの指輪を差し出した。

うん、これからはずっと隣で。

Next