とぅもひろ

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10/4/2023, 3:35:50 PM

過去に老人と会った場所を探してみる。
しかし、見つける事は出来ない。
それはそうだ。そもそも噂であり、
実在するのか分からないのだから。
だが彼はそんな僅かな希望だとしても、
その希望に縋るしかなかった。

その老人を探す事が今の自分がやるべき事。
そんな風に思える事が、彼の中では大きな
変化であった。

まるで、「一緒に踊りませんか?」
と言われているような感覚になっていた。

1日探してみて、結局見つからなかったが、
明日も探してみよう。
彼はそう思うのであった。

10/3/2023, 2:21:20 PM

かつて、彼の住む街にはこんな噂があった。
予言者の老人がいる。
その老人に出会ってしまったら予言を聞かなければ
いけない。予言を聞けば自分の示す道が見つかる。
聞かなければ不幸になると。

彼はよく知らない老人に話しかけられていた。
その時は話し相手が欲しいのかなくらいにしか
考えてなく、適当に話していた。

もしその老人が噂の老人だったら。
もしそれがきっかけだったとしたら、
もしその噂が本当だとしたら。

そんな奇跡にまた巡り会えたら。

彼はすがるようにその老人を探しに行くのであった。

10/2/2023, 2:01:26 PM

帰宅し今までの事を振り返ってみる。
今まで自分は何をしてきたのか、
何かやり遂げた事はないか。

ふと考えた時、彼はある事を思い出す。
その時は深く考えなかったが、
今思うと奇跡的な出来事が彼には起こっている。

あの奇跡をもう一度。

彼はそう思い、眠りにつくのであった。

10/1/2023, 10:14:13 AM

翌日彼は行動に出る。
具体的な目標はないが、ただただ外の世界に
踏み出していく。一歩一歩何かを探すように
ただひたすら進んでいく。
辺りはもう黄昏時。
彼は何も見つけられなかった絶望感と共に、
一歩を踏み出せた勇気に少しの喜びを感じ、
帰路につく。

9/30/2023, 2:34:40 PM

このままではきっと明日も
同じままだろう。
どこかで変えなければいけない。
自分の意思を、行動を。
そう心に決め、
彼は新たなスタートを決意したのである。

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