2/1/2024, 1:54:41 PM
身体を投げ出すのを
最初に覚えたのはこれだった
そう思いながら通り過ぎた先の
不安定極まりない夜の上で
遠くを眺めている
重さは生きているうちだけ
感じていられるものなんだろうか
ギイギイなる音だけ持ち帰って
鳩尾にそっと焚べた
10/2/2023, 10:37:24 PM
どうしたって好きなのに
勝手に我慢し続けた何かが
君を傷付けたくて、仕方ないや
10/1/2023, 10:11:07 AM
帳を引っ掻いておろした
薄暗いなか月明かりくらいに
照度落とした好意
抱えて眠るだけで
夜明けに失うのを
願ってやまない
9/27/2023, 3:22:00 PM
短い手紙みたいだ
(通り雨)
9/18/2023, 1:14:39 PM
インスタのきらきらした夜景を閉じた
虫の声がもうすっかり秋色をしている
遠く ぽつぽつ光る
ぼけた電灯
薄暗い緑と
見上げて見える星は
怖いくらいひろがる
好きなひとと
手を繋ぐ
小さくて心許ないのに
握る力だけちぎれそうだ
君のことが好きだよ
君と歩くこの道
夏祭りの名残の
眠る屋台のそばを通って
万華鏡みたいに乱反射する
その目が僕の夜景だ