NoName

Open App
9/27/2023, 3:22:00 PM

短い手紙みたいだ



(通り雨)

9/18/2023, 1:14:39 PM

インスタのきらきらした夜景を閉じた
虫の声がもうすっかり秋色をしている

遠く ぽつぽつ光る
ぼけた電灯

薄暗い緑と
見上げて見える星は
怖いくらいひろがる

好きなひとと
手を繋ぐ

小さくて心許ないのに
握る力だけちぎれそうだ

君のことが好きだよ
君と歩くこの道

夏祭りの名残の
眠る屋台のそばを通って
万華鏡みたいに乱反射する

その目が僕の夜景だ

9/9/2023, 12:07:38 PM

そんなもんねーよって
吐き捨てる君の好きなひとが
所謂それに値したりするんでしょうよ?

という悪態だけ胸中で唸ってるわ

無自覚で無頓着な愛情が
当たり前に差し出されてる
あなたが羨ましいから

相棒みたいな
この役割だけは
捨てられずに着続けてるの

あーあ
あーあー。

9/2/2023, 12:35:19 PM

小指だけ

でも繋いで置いて欲しかった 

昼間でなくて

夜でいいから 

8/28/2023, 9:00:10 PM

茄子と胡瓜は
やっぱ胡瓜のほうが速いの?

帰省したひとにいちばん最初に聞くのそれなの?
と君は笑った

(ちなみに茄子のほうが乗り心地は良いらしい。)

未来の話を君とまたしているじぶんが不思議だ

本が好きすぎる彼女は
いのいちばんにあちらで文豪を訪ね周り

あれは本当に最終原稿でしたか?だの
あれの続きはこちらで書いたり売ったりとかはー?
だの聞きまくって充実しているのだそうだ

帰ってくる場所が相変わらず僕のところで
透けもせず話せる君に触れられないことが

それだけがさびしい。

Next