8/2/2024, 4:01:53 PM
五
空の高さに、雲の形に四季を感じる
希くはいつか窓の向こうへ
「病室」
8/1/2024, 11:06:10 AM
四
明日晴れたら、花火が夜空に咲くだろう
新しい浴衣はあなたのため
心の準備も万全だ
だからどうか、明日だけは晴れにして
「明日、もし晴れたら」
7/31/2024, 4:13:38 PM
三
朝とも昼ともつかぬ時間に起きてのんびりと食事をする。ゆっくりと支度をして外に出ると、もう正午を回っている。本屋で新しい小説を買い、カフェにふらりと立ち寄っておやつの時間。買ったばかりの本を開きながら、紅茶の香りに目を細める。さて、このあとはどうしようか。
一人の気ままさが、心にゆとりを持たせてくれる。
「だから、一人でいたい。」
7/30/2024, 10:21:37 AM
二
私の瞳は濁りゆく
残り僅かな灯火を頼りに口を開いた
「どうか笑って」
最後の記憶は私を支える手の温もりと硝子玉のような真紅の瞳
あなたの笑顔が好きでした
「澄んだ瞳」
7/29/2024, 4:40:32 PM
一
嵐が来ようとも揺るがぬのはその生き様
あなたに認められたいと思った
どうして背を向けて歩いてゆくの
私の負けでいいからこちらを見てよ
「嵐が来ようとも」