当然のように告げた、「またね。」
微笑むだけで君からの返事はなくて。
ねえ。いつから決めてたの?
ずるいよ。自分だけ。
「また」が訪れないこと、もうわかってたんだね。
話したいことたくさんあるよ。
うらみごとだってあるけど。
もし会えたら
どうせ、馬鹿な話しかしないんだろうね。
コーヒーを飲む
姿勢を正しストレッチをする
メイクをしピアスをする
日光を浴び自然を香る
私は私が大切だと私に伝えるためのこと
私の世界だけ、終わってしまえ。
やっと許される。やっと解放される。
もう自分を責めなくていい。
もう傷つかなくていい、苦しまなくていい。
病気になってから、『普通』や『当たり前』が、崩れていく。
出来なくなっていくことを受け入れるのは、本当に苦しい。
病気だから、しょうがない、なんて簡単には思えない。
自分が自分で無くなっていくのが、辛く悲しく怖い。
毎日が戦いなんだ。孤独な戦いなんだ。
理解してほしい、と誰かに求めることは、
相手も自分も苦しめることを知っている。
だから、孤独でいることを選んだのに。
無性に寂しくて、虚しくて、どうしようもない。
納得いかないこと、落とし所のない感情、矛盾した頭と心、自分では抱えきれなくなって、押し潰されそうになる。
助けてほしいのに、具体的に、どうしてほしいかがわからない。
理解してほしいのか、寄り添ってほしいのか、受け入れてほしいのか、自分で自分がわからない。
早く抜け出したい。こんな気持ちを早く終わらせたい。もう楽になりたい。
したいことは言えるのに
したくないことは言えなかった
してほしいことは言えるのに
してほしくないことは言えなかった
私から離れていったあなたが
幸せになったと知って
私も私から離れてしまいたい
って思ったんだ
でも、私くらいは、
こいつに付き合ってやるか って
もう少し、私のそばにいることにした