ミキミヤ

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9/5/2025, 8:54:49 AM

【言い出せなかった「」】

ごめんなさい。言い出せなかったの。あなたがかばってくれたから。

何か頼んだわけでもないのに、わたしはあなたに何もしてあげられてないのに、あなたはわたしをかばってくれた。いつか言ってた「君の為なら何でもできるよ」を証明するみたいに。

わたしはそれに甘えたの。あなたがわたしのためにやってくれているのに、台無しにするのはいけないわ、って自分にたくさん言い聞かせて。
ついにわたしは言い出さなかった。

そして、あなたは今日、わたしの代わりに罰をうけることになった。もう二度と、あなたとわたしが会うことはない。

ああ、ごめんなさい。わたしったら、今になって後悔してるの。
わたし、やっぱり言い出せばよかったわ。
「あの子はわたしが殺しました」って。

8/21/2025, 9:22:55 AM

【きっと忘れない】

私の中にいるあなたの、表情や声や仕草がおぼろげになっても、私はきっと忘れない。
あなたが私を愛してくれたこと。
私があなたを愛していること。

遠くへ逝ってしまったあなたを、思うことはやめたくない。
たまに名前を呼びたい。
返事は返ってこないってわかってる。
それでも、どこかであなたが聞いてくれてるって、信じたいから、私は呼ぶよ。

ねえ、あなた。
愛してくれてありがとう。
大好き。愛してるよ。

8/20/2025, 8:55:37 AM

【なぜ泣くの?と聞かれたから】

「なぜ泣くの?」とあなたに聞かれたから、
私は「泣いてないわ」って答えたの。
だって、涙なんて一筋も出ちゃいないじゃない。
どうして泣いてるなんてあなたは思ったのかしら。
不思議で不愉快だわ。
そしたらあなたは「強がらないで。話聞くよ」って言ってきた。
はあ?何言ってるのかしら。
私、強がってなんかないわ。
だって、これっぽっちも悲しくないもの。
私は平気。平気なのよ。

だから、その心配そうな優しい顔をやめてよ。
頭を撫でるのもよして。
なぜだか寄りかかりたくなっちゃうから、お願いだから、やめて。
私、一人で立てる女でいたいのよ。
だから、ねえってば。

8/6/2025, 8:02:33 AM

【泡になりたい】

あたしはブクブクのあわのおふろが大すき。
バシャバシャ手で水をたたけば、あわがいっぱいあらわれて、ふわふわと水の上をおよぐ。
おかあさんが、水の上のあわをこんもりすくって、あたしの手にのせてくれる。
あたしはそれをおもいっきりバッて上へなげてみた。そしたら、おっきなあわのかたまりはふわっとすぐに水の上におちて、そのあとに小さなあわがふわふわと空中をおどった。
ふわふわおよいで、ふわふわおどって。
あわってなんだかたのしそう。

「あたしもあわになってみたぁい!きっとたのしいよ!」
あたしがいったら、おかあさんはフフってわらって、
「確かに楽しいかもしれないわね。でもお母さん、あなたが泡になって人魚姫みたいに消えちゃったら悲しいわ」
って言って、あたしをぎゅってしてくれた。

そっか、あわになったらいつかきえちゃうんだ。
それはやだな。だって、こうやっておかあさんとぎゅってできなくなっちゃうもん。
「じゃああわになるのやめる!」
あたしがげんきにいうと、おかあさんはまたわらって、あわあわのあたしのあたまをやさしくなでてくれた。

8/4/2025, 12:50:09 PM

【ただいま、夏。】

これをすると夏が始まったなって思うもの、みんなはあるんだろうか。
私にはある。
推しが毎年8月の最初の土日に同じ会場で開催してる野外ライブ。これに参加すると、夏が始まった感じがする。


今年もいつもの会場の前に立って「ただいま」って心の中で呟く。
入場して座席に座ると、吹き抜ける風と虫の声。野外ならではの、自然の演出。
始まったライブで、推しの歌はやっぱり最高で。会場は盛り上がってすごく熱くて。
今年もまたこの場所に、この熱い夏の日に帰ってきたんだって、思った。

ただいま、夏。
また暑くて熱い思い出を、たくさんちょうだいね。

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