言葉はいらない、ただ生きていて。
どんな君でも構わない。

つまらないことでも1つ1つ､ゆっくりと丁寧に。
それが､いつか趣味となり､それが､いつか仕事になる。
学生時代に戻れるなら、そうやって自分を高めて行きたかったな。

病室は､大人になってから学んでみたかった事を学ぶチャンスの場。
病気の心配､手術の心配をする時間も､学ぶ時間も同じ時間｡
同じ時間ならポジティブが良い。

結局、人は優越感と劣等感の狭間で､マウントの取り合いを繰り返す下等動物なのかな？ 人間て面倒臭いね。

病状が悪化していくのは､自分の顔色や目の下のクマで明らかだ。
それでも、病院には行かないと決心して､もう５年が過ぎた。

病院に行かない理由は､2つ。
金銭事情と､病院をたらい回しにされた病院と医師達への不信感。
ほぼ寝たきり生活で、私の背中や足の骨は変形し､もう満足に歩けない。

私は誰も恨んではいない。
産まれた時代や国が違えば､私の様な病弱は､この歳迄､生きられなかった筈。

誰かを憎むより､此処まで生かさせて貰った事を感謝したい｡
この道の先に訪れる人生との､サヨナラの時間迄、私は、誰かの役に立ちたい。