時代を遡れるなら
と言いたいところだが遡った所で
今とあまり変わりはない
今と変わらないという事は平凡そのものとも言える
下手をすれば今より状況が悪いかもしれない
という事で個人的にはあまり遡りたくないというのが
本音である
そもそも遡った所でいい事なんてあるんだろうか
遡れるなら生まれる前とか言い出したら
きりが無さそうではある
「遡り」
今欲しいもの?
それは家族かな
一人でいるのはなんか寂しいし
一人で食べるご飯は正直あんまり、というか
家族がいた頃は良かったな
そりゃあ兄弟は憎たらしい事もあったけどさ
いなくなったらいなくなったで寂しいじゃないか
両親や祖父母、先祖がいたからこうしてのんびり暮らせる
今の私には家族なんてもはや夢のまた夢かもしれないけどさ
歳が歳だからといっても周りに人はいるだけまだましかもしれないけどね
体動かしてなんとか動ける間だけでも楽しめるならそれだけで十分よ
「老後の楽しみ」
私の名前はちびとら。
しましま雉模様の猫の女の子。
普段は食って寝てたまにどこかの家に遊びに行くのが日課。
私は毎朝行く家がある。
そこに行くといつもすぐにご飯をくれる。
おばさんは私の事をちびとらと呼ぶ。
なんでちびとらなんだろう。
模様がとら?みたいだから?とらってなんだ?
とりあえずそこの家に行けばご飯や遊ぶのに困らない。
たまに先客がいて喧嘩をする。気に食わない猫だ。
おばさんからはその猫はぼろんたと呼ばれている。
ぼろんた、なんとも言えない名前だ。
ぼろんたもご飯をありつけによく待っている。
私の方が先に来ても先に食べるのはぼろんただ。
なぜかとういうと喧嘩をすると怖いのだ。
争うのは嫌だから逃げるが勝ちである。
今日はいないらしい。よかった。
今日も安心して一日過ごせそうだ。
「猫達の日常」
猫の視線の先には獲物がいた
猫はうずうずしていた
早く取りたい 早く取って遊びたい
うずうず うずうず
視線の先の獲物は気づかぬふりして動いている
ちょろちょろ ちょろちょろ
猫はたまらず飛びついた
しゅばっ
獲物は虚しく飛び去った
またか
この猫はこれまで何敗しただろうか
無念たるや猫の背中はしょぼくれた
うちの猫は優しいのよ わざと獲物を逃すのよ
そう飼い主は話す
いや、違う 飼い主よ、それは違う
猫は無言の圧力で今日も飼い主に戯れている
「猫の戯れ事」
私だけなんでこうも色々起きるんだろう。
特に何もしなくても周りからぶつかってくるというか災難がやってくるというか。
まぁそれでもスルーするしかないんだけどね。
そうしないとどうしようもならないんだもの。
しょうがないじゃないか。
やってくる災難やら何やらは全てできる限りやり過ごすべし。
例え鶏の群れが目の前を横断しようが自分にはあまり関係ない。
何が起きようが我関せずの気持ちでいれば大体何とかなるんじゃないかな。
まぁ相手から突っかかってきたなら大概は相手に問題がある場合が多い。
自分に多少問題があろうが突っかかって来るという事は相手はなんか隠してるよね?という事である。
何が起きようが大概は「8つの秘訣」という本いわく「受け入れるか抵抗するか」しかないからその二択だけ覚えとけば大体どうにでもなるさ。
何が起きても大体の事は大丈夫よ。
心配なんて杞憂な事が多いのだから。
「安心」