君の悪いところは、

優しすぎるところ

かっこいいところ

自分を犠牲にするところ

いつも急なところ

私の気持ちに気づかないところ



あなたはとても罪な人ね。

さようなら。私の好きだった人。

-明日世界が終わるなら-

「明日、世界が終わるならどうする？」

突然友人に聞かれた

急な質問に少し驚いたけれど

私は言ってやったの

「私が世界を守るよ」って

だって私は

この日常が変わらず続いてくれるだけで

幸せだもの

-二人だけの秘密-

薄暗い部屋の中

私は隣にいる彼とテレビを見ている

どのニュース番組にも私の姿が映っていた

「君、とっくに有名人だね。

凄いなぁ。

地球上には何億人もの人間がいるというのに、

君の居場所を知ってるのは僕と君だけ。」

そして彼は私の方を見て

少し笑って言った

「二人だけの秘密だね。」

-優しくしないで-

優しくしないで。」

私は彼に言った

彼は優しい

みんなに優しい

たまに他の子に嫉妬してしまうけれど

私は彼のその優しさが好き

けど私といる時には

その優しさを自分に向けて欲しい

私に気を使わないで欲しい

どうか自分を大切にして欲しい

だから、

「私に

-カラフル-

大好きな君と花火を見に来た

辺りが暗くなってきて

色とりどりの花火が上がる

「花火、綺麗だな。」

そう笑う君の横顔が

花火よりも

何よりも

カラフルだった