いちかわ

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11/2/2023, 9:25:50 PM

祈る。
次に目を開けた時、全てが消えていませんようにと。

貴方の腕も、香りも体温も、優しいこの部屋も全てが幻のように消え去ってしまわないように。
俺が俺として此処に存在できますように。


『眠りにつく前に』

11/1/2023, 12:21:11 PM

永遠に続くものなど無いのでしょう。
今日は終わり明日になり、春は過ぎ季節は変わる。巡る季節もいつ途切れるか分からない。この地球が未来永劫存在するとはかぎらないのだから。

それでも永遠という言葉を使わせてもらいたい。
俺は貴方の傍に。
命が消えても、この身が朽ちても、魂とかそんな不確かな粒子のようなものが消滅しても。
全てが無に還るまで、ここに居させて。


『永遠に』

10/31/2023, 1:04:35 PM

思い描く世界は人によって様々だろう。
花で溢れた場所かもしれないし、沢山の人々が行き交う活気ある街かもしれない。
静かな渓谷だったり、絵に描いたような天国のイメージだったり、暖かな部屋だったり。

貴方の目指す世界はどんな姿をしているのか。隣に並んでそれを見たいと思った。


『理想郷』

10/30/2023, 11:31:18 AM

夕焼けの道で振り向いた君の顔だとか

ラムネの冷たさに細められた貴方の澄んだ瞳だとか

二人で見上げた星空だとか

そんな積み重ねの全てを懐かしく思う
はやく君に/貴方に会いたい


『懐かしく思うこと』

10/29/2023, 12:13:27 PM

もしあの時こうしていたら、なんて考える事は性に合わないんだ。
僕はいつでも自分に出来る限りのことをしてきたはずだ。勿論力及ばぬ事もあったけれど、それも全て自分の糧にし前を向いて進んできた。

それなのに、どうして君の事だけは悔やんでしまうのだろう。
あの時君に出会わなければ、僕が手を伸ばさなければ、君を手に入れなどしなければ。そうすれば君がこんなにも傷つくことはなかったんじゃないか。
それでも、何度やり直したとしても僕はきっと君を探してしまう。君を求めてしまう。

絡んだ運命の糸は解けぬまま縺れ軋んでぷつりと切れて、その先でもう一度君と出会えたらーーそうしたら、僕らは


『もう一つの物語』

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