倉本夏鬼

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2/10/2026, 5:41:38 AM

あの人にはスノードロップの
愛らしい花束を。

あの人にはピンクの薔薇の花束。
目を引くような鮮やかさ。

あの人にはマーガレットの
爽やかな花束を。

花屋の私はその意図に
気付かないふりをして、
今日も花束を包みます。

スノードロップ
〈全体〉
希望
慰め
逆境の中の希望
恋の最初のまなざし
初恋のため息
楽しい予告
友情
〈贈り物〉
あなたの死を望みます

薔薇
〈ピンク〉
上品
愛を持つ
しとやか
美しい少女
気品
温かい心
満足
一時の感銘
愛を持つ
輝かしい
感銘
感謝
恋の誓い
かわいい人

わが心君のみが知る
愛を誓います

マーガレット
恋占い
恋を占う
恋の行方
真実
真実の愛
真実の友情
信頼
秘密の恋
貞節
誠実
誠実な心
心に秘めた愛
予言
慈悲
(チルノ工房さんより引用)

2/9/2026, 3:38:57 AM

口端引き攣り、不格好。
一番オイラが苦手な表情。
それでもこの仕事をして、
「かわいい」
「素敵だ」
そう言ってくれた人たちのためにも
今日も鏡に向き合うの。
「スマイリン、スマイリン!」
よし!
今日のオイラも完璧笑顔!

2/7/2026, 1:20:39 PM

今日、社会の窓全開にしたまんま駅のホームに走っていく人見たんだけど。
これどこの案件なの?
お巡りさん???


※フィクションです※

2/7/2026, 1:43:41 AM

シン、と静かな居間。
そこにある大きな時計は
とうの昔に進めなくなってしまったのだと、
父はそう笑って言っていた。
なぜ、未だに未練がましく
それを置いているのだろうと、
当時の私は不思議で不思議で仕方なかった。

そんなある日のことだった。
高校一年生の秋頃か。
そんな頃に母に一度尋ねたことがある。
「あの時計は捨てないのですか?」
母は困ったような、
仕方ない子を見るような目で
あの古時計を一瞥した後、
私にもそのような目を向け、
確かにこう言ったのです。
「仕方ないのよ。
あの人のことも、あなたのことも
アレは大好きなものだから。
捨てたとしても、また戻ってくるのよ」
駄々をこねる小さな子供のようだと、
そう言って朗らかに笑んで言ったのです。

父が子供の頃からある、
その大きな古い時計。
時を刻めないまま、
今日も私たちのことを
見守っている。

2/6/2026, 1:42:06 AM

「この歌好きだな…。
ん、今度踊るのこの子にしよ」
そう決めたワシは歌のリズムを覚えるために
エンドレス再生へ切り替える。
ひらりふわりと、本番ですらないというのに
体は勝手に動き続ける。

ーー早く、踊りたい。

そんな気分だけで、帰宅する歩幅が
少しだけ大きくなった気がした。

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