今日、社会の窓全開にしたまんま駅のホームに走っていく人見たんだけど。
これどこの案件なの?
お巡りさん???
※フィクションです※
シン、と静かな居間。
そこにある大きな時計は
とうの昔に進めなくなってしまったのだと、
父はそう笑って言っていた。
なぜ、未だに未練がましく
それを置いているのだろうと、
当時の私は不思議で不思議で仕方なかった。
そんなある日のことだった。
高校一年生の秋頃か。
そんな頃に母に一度尋ねたことがある。
「あの時計は捨てないのですか?」
母は困ったような、
仕方ない子を見るような目で
あの古時計を一瞥した後、
私にもそのような目を向け、
確かにこう言ったのです。
「仕方ないのよ。
あの人のことも、あなたのことも
アレは大好きなものだから。
捨てたとしても、また戻ってくるのよ」
駄々をこねる小さな子供のようだと、
そう言って朗らかに笑んで言ったのです。
父が子供の頃からある、
その大きな古い時計。
時を刻めないまま、
今日も私たちのことを
見守っている。
「この歌好きだな…。
ん、今度踊るのこの子にしよ」
そう決めたワシは歌のリズムを覚えるために
エンドレス再生へ切り替える。
ひらりふわりと、本番ですらないというのに
体は勝手に動き続ける。
ーー早く、踊りたい。
そんな気分だけで、帰宅する歩幅が
少しだけ大きくなった気がした。
ああ、口惜しや。口惜しや。
誰にも何も言わずに旅立ってしまわれた。
ただの一言も声をお聞かせくださらぬまま。
ちらとこちらへ視線を投げかけられぬまま。
長い長い旅路へと行ってしまわれたのですね。
ならばせめて。
もう戻らぬ貴方様。
冷たく凍てついてしまったその唇に
二度と忘れられぬ接吻を。
私の身へと刻みつけてくんなまし。
ああ、ああ。
貴方様に捧げた身と心も、
連れて逝ってほしかったのに。
ああ、本当に口惜しや。
ハロー
ハロー
今そっちじゃ何がはやってるんだい?
ハロー
ハロー
こっちはとうに廃れちまったんだ
ハロー
ハロー
なぁ誰かたのむよ
壊れた衛星通信はどこの電波も
ひろってくれないんだ。