9/9/2024, 2:27:36 PM
─── 世界に一つだけ ───
貴方は一人しか居ないから
僕のそばにいてほしい
清潔な部屋
綺麗な服
汚れたものは一つもない
肉も皮も血液も君には必要ないから
全て取り除いた
言ったでしょ
僕は外見に興味がないって
汚れた部分を全て取り除いた貴方は
世界で一番美しい
9/8/2024, 2:34:38 PM
─── 胸の鼓動 ───
初めて知る感覚
自分の時が止まっていく瞬間
血の流れが穏やかになり
心臓がゆっくりと停止していく
脳が、思考が、止まる
死んでいく時間は
それほど恐ろしくなかった
君の幸せそうな顔を見つめ
涙が頬を伝ったのを感じた気がした
9/7/2024, 2:08:19 PM
─── 踊るように ───
燃え上がれ燃え続けろ
煙火は天まで届け
最後の輝きを見せて
鉄のにおいと血のにおいと
流す涙は何色か
全てを身に纏い足掻き苦しめ
私が見ていてあげる
9/6/2024, 12:33:11 PM
─── 時を告げる ───
川のせせらぎが聞こえる
泳いでる魚が跳ねて
水飛沫が顔に散る
太陽は空の真上
雲が流れ
そよそよ風が吹いて心地良い
誰かを待ってるわけではない
魚を釣りたいわけでもない
ただなんとなく
ぼんやりしたい時は
いつもここに来ている
今日はどれくらい居たかな
遠くから僕を呼ぶ声が聞こえてきた
お茶の時間なのだろう
お腹は空いてないんだけど
帰らないと怒られるかな
もう少しだけここに居たいな
9/5/2024, 2:29:27 PM
─── 貝殻 ───
お願いしたの
世界にひとつだけのものを
待ってる時間も
仕上がりを想像する時間も
特別なものだけれど
やっぱり袖を通す瞬間が待ち遠しい
いつ出来るのかしら
早く着てみたいな
私の貝殻のワンピース