霧の中にいれば………真っ白でなにも見えない。
前に進んでいるのか、後ろに進んでいるのか
分からないのに歩いている。

歩いていれば、いいことがある。

チャンスが転がっているんじゃないかと思っていた。
やっとチャンスが巡ってきた………はずなのに
体が動かない。
恐怖が体がをこわばらせている。

わがままを言える場合じゃないのは分かってるんだけど。
考えるだけで泣きそうになる。

　　　　　　　　　　　　　　　marine

テーブルに置かれた花瓶
たった一輪のコスモスが、風に揺れていた。

ただ………そこにあるだけで、小さな幸せを感じるような気がして自然に笑顔になる。
　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　

遠ざかっていく背中
遠ざかっている足音
ずっと隣にあったはずだった。

なのに………

人混みに消えていくあなたの後ろ姿を
見ていることしかできなくて
私を見つけて歩いてくる………足音
私にだけ見せてくれていた………笑顔

隣にいることができない。
時間が戻るなら、あなたと出会わないようにするのね

　　　　　　　　　　　　　　　Marine

真っ赤な夕日を眺めているだけなのに………
特別なことに感じていた。
だだ空を見ているだけなのに、今だけ
時間がとまればいいと願ってしまった。

あなたの隣にいれる時間
夕日に照らされた横顔
私しか知らない…………ことが増えていく

いつか私の気持ちに気づいてくれますように。
今日の夕日に願いをこめて

　　　　　　　　　　　　　　　　　Marine

久しぶりに卒業アルバム
開くと懐かしい思い出がよみがえって、自然に笑みがこぼれる。

めくっていくと、ある人を見つけた。

彼は人気者でイケメンだった。もちろん………女子からも人気だったなぁ。
私は遠くから眺めているだけ

今では懐かしい思い出


　　　　　　　　　　　　　Marine