風になびくカーテンを見るたびに
思い出す。
窓際の席で静かに本を読んでいる………きみ
話しかけるとか、友達になろうとかは、なかったけれど
なんだか目を離せなかった。
もしかしたら…………私は恋をしていたのかも

あのとき………私が「いかないで」
と言えたら、あなたは私の隣にいてくれた？
また………手を握って笑いかけてくれたのかな

運命の糸があるのなら
だれと繋がっているのか

目に見えないから運命なんだろう

２人でかったマグカップ
私が水色で君が青色………

ずっと大切に使おうねって………約束した
今となっては約束は、もう叶わない。
青色のマグカップは使われない。なのに捨てられない

捨てようと手にとる…………幸せだった日々の記憶が私を弱くする。
一緒に買ったときは、分からなかった。別れることになるなんて

でも………ちゃんと割れた。
私の水色のマグカップと君の青色のマグカップが重なって割れた
だから、私はもう忘れることにする。

君から卒業します。

あのとき………言いかけた言葉
聞き返していれば未来は変わった？

ケーキを食べられたくらいで、けんかして
「買ってきて」だなんて言わなければ
あなたが事故に遭うことはなかったはず

私のわがままが原因。
私のせいだ
責めてほしいのに「不幸な事故………」だと言われてしまう。

病院のベットに寝ているあなたを
早く目覚めることを今日も願っている。