金木犀の花びら

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11/13/2023, 3:11:18 PM

       6,また会いましょう

また会いましょう、そう言って、別れたことって今まで生きてきたなかでないし、そう言って会うこともないんだろうなって思う。

けど、来世でまた会いましょうと言って別れた人が、今世で例えば、親や友人となって会えたなら、それはまた会えましたねってことになるんだよね。

    それってなんか素敵だなって思う。

2023.11.13

11/12/2023, 12:12:29 PM

         5,スリル

   スリルを味わいたいと誰かが言っていた。
きっとその人は平凡で、何不自由のない幸せな生活を送ってきたのだろう。

それ故の、怖いもの見たさ、とでも言うのだろうか。

 けれど、わたしはやめておいた方がいいと思う。

好奇心は時に身を滅ぼすとも言うように、一度、首を突っ込んでしまえば、取り返しのつかないことになることも絶対あるのだ。

それとも、不幸になって家族、または恋人、友人に心配してもらいたいとでも言うのなら、それもやめたほうがいい。

自分を哀れめば、本当にあなたは哀れになってしまう。気高く生きなさい。

とにかく、危険な匂いのする場所に、決して近寄ったり、関わったりしてはいけない。

  自分がかわいいのなら、やめておきなさい。

2023.11.12

11/11/2023, 1:02:06 PM

         4,飛べない翼

    昔わたしは、飛べない翼を持っていた。
せめてなかったらよかったと何度思ったことだろう。

翼とは、自身をどこまでも高く飛ばせ、どこまでも行ける自由の象徴であると言えるだろう。
 
    けれど、わたしのこの翼は違った。

ただのお飾りであり、そのうえ、その翼は妙に大きく、わたしの細身な背中についていて、なんの利益もわたしに与えることのない、邪魔な存在だった。

 わたしは昔、その翼をとろうとしたことがあった。

   けれど、とることは物理的に困難だった。
その翼はいわばわたしの個性。もっともわたしの嫌いな部分だったのだ。

だがある日、わたしはその翼を飛べることのできる翼にすることに成功した。なに、別にそういう手術をしたわけではない。

ただ、飼い慣らすことに成功した、とでもいうのだろうか。

わたしは、わたしの嫌いだった個性は、わたしの最も最高の長所となり、味方となることを知ったのだ。

2023.11.11

11/10/2023, 1:26:37 PM

         3,ススキ
 
   ススキって前はよく目にしたんだけど。
最近はあんまり見れないなって思ってたんだけど、でも。

本当はそこにあったけど、見ようとしなかっただけってことに最近気づく。

大人になるにつれて、みれる幅がもしかしたら、子供の時よりずっと狭くなっていくのかもしれないと思った、今日この頃。

  大切なことは見落とさないようにしたいな。

ちなみにススキの花言葉は、「活力」、「生命力」、「精力」、「なびく心」、「憂い」、「心が通じる」、「悔いのない青春」とかたくさんあるらしい。

  ススキの花、今まで見たことなかったかも。
         見てみたいな。

2023.11.10

11/9/2023, 11:30:44 AM

          3,脳裏

      わたしの脳裏って結構厄介で。
幸せな記憶より、嫌な記憶の方が、圧倒的に多いんで            
すよ。なんでですかね。

やっぱり幸せな記憶より、嫌な記憶の方が、印象に残って、脳が覚えやすいからですかね。

でも、わたしの家族は結構嫌なこと忘れてるんですよね。まあこの場合、嫌すぎて記憶から抹消してしまったのかもしれませんが。

 なので、わたしは脳裏に今日も呼びかけるんです。

     幸せな記憶で上書きしてねって。

2023.11.09


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