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1/5/2023, 5:18:35 PM

冬晴れ。
冬に見る景色は、だいたい夏と変わりない。ここはめったな事では雪など降らないし、山なんかもそんなに多くない。だから、冬を感じるには、気温とか気持ちの良さとかしか方法が無いみたいだ。寒い、暑い、ほのぼのしてる、鼻がむず痒い、布団が恋しい、宿題が多い、ドライブに行こう、あぁ疲れた。
でも、雨よりも、曇よりも、晴れている空を見ているといつの季節でも気持ちが良い。特に朝は、いくら寝苦しい季節でも少し晴れ晴れした気分になる時がある。朝はいい。夜少し早く寝ると、余計に気持ちのいい朝を向かえられる。母親の教えは正しかった、学校の時々おこなう調査は役に立ってたのかもと、微笑ましい気分になる。
冬晴れを微笑ましく思える理由を探せるうちに、若さを堪能しておきたいと思う。

12/31/2022, 4:11:46 PM

良いお年を。
新年が来ても、いつもと変わらない日付を超えて過ごす時間が、なんだかしっとりしている。家族と一緒に赤と白の競うテレビなんかを観て、美味いもん食って、ちょっと贅沢なんかしちゃって、好きな物だけで囲む正月は楽しい。これが一人になるなんて想像つかないし、嫌だけど、何となく生きていく未来も見えなくは無い。だから、寂しさも隣に居る。
携帯を開き、昔好きだった人と、何でもない会話をしながら、好きな配信者のライブを観てる。おばあちゃん家に行って年寄りから寝に上がる中で、年越しに上がる花火を見る。どんなもんでも良いから、年越しだけ意識して過ごす。
私はいつも通りだけど、君たちは特別だって言う。良いお年をって口癖のように呟いて、一年に一度だけ神社とか寺とかに向かう。それが習慣。

12/26/2022, 12:44:49 PM

変わらないものはない。
昔、遊んでいた友だちは、今何をしているんだろう。違う高校に進み、大学に行き、もしくは就職なんかも終わってるだろうか。時間が過ぎていることを実感することは、あまりに怖い。隣にいるあなたが急に居なくなるかのような、カレンダーの日付が3つ飛びに過ぎ去っていくかのように、不安のない生活は考えられないくらいに遠い。
私はハロウィンのカボチャを見たし、ツリーの前でイチャつく恋人も見た。たった今終わろうとしている今年も、そのうち訪れるだろう。
自分のそばにあるものが、変わらないとこなんてない。なんなら、変化を楽しいと思いたい。だってそれが、昔憧れた、ブラックコーヒーを飲む先生や、二重跳びを飛ぶ年上の従兄弟と並ぶってことだから。そろそろ、変わらなければいけない。

12/24/2022, 2:56:05 PM

イブの夜。
一人とか、二人とか、家族とか、イルミネーションとか。数えてたら意味の無いものでも、少し気にしたりする世の中。動画観て、通話して、本を読んで、呟いたりする。まるで怠惰を貪るモノノ怪のように、パソコンに向かって何も浮かばない小説家のように、どうしようも無いから、空に向かって叫ぶ。
文字だけを読むより、映像が好き。傘だけを差すより、カッパも欲しい。街だけを歩くより、海に浮かびたい。手をただ叩くより、タンバリンが欲しい。
迷走し始めるのがイブの夜で、私もあなたも迷っている。それが楽しいから、みんなチキンを食べて、ケーキを眺める。あぁ、だからクリスマスは楽しいんだ。サンタさんはやってくるかな。

12/22/2022, 1:03:10 PM

ゆずの香り。
最近は、鼻が詰まっている。冬の花粉だかなんだか知らないが常に右か左かの鼻がムズムズして、乾燥なんてものまで押し寄せてきて、窒息気味の毎日だ。しかも、感染病なんてものまで流行っていては、鼻が効かないだなんて大ぴろげには言えっこない。それがさも、大地を歩く人間の数が億を超えるのが当然かのように、コンテンツを消費して一日を終えることに違和感を覚えないのが当然かのように、普通のことになりつつある日常の一つであっても何も問題が無いのだ。
香りなんてものに取り憑かれて、分かってもいない匂いを愛想良く笑いながら褒め称える君は、私にとって宝物だ。柑橘系の強く甘い臭いも、丸まった靴下からする強く漂う匂いも、どちらも比べようがなく好きだ。
今日も疲れた。ゆずの香りに包まれて、こんな文章を書くぐらいには、疲れている。

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