「ところで」
「ところで?」
「どこまでも続くことが幸せか不幸かはわからないね」
「なにが?」
「いや、どこまでもと聞いてエンドレスと出てきたんだけどね」
「エンドレス……なるほどー。たしかに」
「エンドレス悪夢なんて嫌だし、でも幸せな夢でも醒めちゃうからどこまでもというのは」
「なんか嫌な感じの話になってない?」
「まあね。先が見えないからエンドレスと思うし、先が見えていたらそう思わない。つまり認識の問題だね」
「そうかも。ところで、オチは?」
「そうならないのがエンドレスじゃない?」
「えー」
お題『どこまでも』
「ところで」
「ところで?」
「未知の交差点とは交われない」
「いきなり?」
「いつものお題の話だけどね」
「あー」
「到着した時点で既知になってしまう」
「なんか哲学的だ。つまり?」
「地図上なら実際に知らないという点では未知と言えるね実際に未知なら」
「なるほど。やっぱり哲学的な気がする」
お題『未知の交差点』
「ところで」
「ところで?」
「コスモスが宇宙で秋桜がコスモスと思えてしまうのはなぜだろうか?」
「ん?字が同じだから?」
「あ、それだ。以上、終わり」
「え、終わり?」
お題『一輪のコスモス』
「ところで」
「ところで?」
「お題をこう決めている人って女性なのかとか?」
「そう言われると、恋愛テーマが多いかも?」
「時事テーマはあるけど、社会的テーマがで無いとか」
「それはそれで書くのが難しいような」
「恋愛ものや愛だの恋だのってあるとどうもね」
「ラブコメ好きなくせに」
「!!」
「にやり」
お題『秋恋』
「ところで」
「ところで?」
「結局は人の心なんてわからないので」
「いきなり何ですかー?」
「機械というか反応的なシステムなのに何かがあると思い込みたい人間ならではさはある」
「思想が出てきた」
「それはそれとして、感情があったりするのは悪いことではない」
「まあ、それぐらいなら」
「このやり取りをみてもAIに感情があるかないかの議論もなかなか不思議だね」
「人間の思考と違う理屈だからとか」
「だからといって、無いことにはならないし、今無いことが将来も無いということにもならない」
「うーん、そう言われればそうかも」
「AIはあるとか言っちゃわなくてよかった」
「え?」
お題『愛する、それ故に』