「ところで」
「ところで?」
「この暑さは喉元過ぎたら忘れるか?」
「いきなりなに?」
「いや、今回のお題についていろいろと考えたのだが、暑過ぎて暑さの話題しか出てこない」
「あー、お題ね」
「凝ったこととか考えるのも面倒になるからね。これは暑さが脳の負荷になるので実際にもそうなのだけどね」
「あー暑いとそもそもボーっとしちゃうし」
「寒くてボーっとするは聞かないからね。あったら低体温症だ」
「危険が危ないやつ」
「たまには最高気温が30度ぐらいの夏ならそれはそれで忘れない夏になりそうだね」
「部屋の中は涼しいけどね」
「この涼しい部屋でのんびりも捨てがたい」
「思い出になるかなー?」
「なると思うけどね」
「一緒の相手次第じゃない?」
お題『きっと忘れない』
「ところで」
「ところで?」
「本能的能力と社会性知能の相乗効果」
「ん?」
「本能的能力と社会性知能の相乗効果」
「だから何がだってばよ」
「今回のお題が泣くことだからだね」
「またメタいやつだ」
「そう。でも詳しく話すと説明が長いので概略というかまとめがさっきのだね」
「よくわからないけど」
「そう、それを説明するには文字数が必要でね」
「それはわかる」
お題『なぜ泣くの?と聞かれたから』
「ところで」
「ところで?」
「時勢的に秋の足音なのか泥棒さんの足音なのかなんて」
「泥棒さん?治安悪化とか」
「ニュースだと目立つからね。我々は街中に住んでないしご近所付き合いもないからよくわからないね」
「秋の足音か気配かはわからないけど、もうセミさんが鳴いてない」
「儚い命だったのか暑すぎて鳴いてないのかわからないね。それも含めて季節感なんだろうけどね」
「アイスドロボーさんの足音はまだ聞こえるみたい」
「ん?」
「ん?」
お題『足音』
「ところで」
「……」
「ところで」
「……」
「ところで」
「ところで?」
「アイス美味しいもんね。夏の灼熱地獄とみるか永遠の青春と見るか」
「そりゃ暑いからアイスを食べるわけで。なに?」
「ああ、今回のお題だけどね」
「メタいやつ。いつかは終わるよーたぶん」
「4、5ヶ月も夏が続くなんて昔の人は考えなかっただろうね」
「多分四季じゃなくて五季だね」
「なんとなく嫌な虫を想像するからそれはやめよう」
「永遠の……」
「やめて」
「やめる」
お題『終わらない夏』
「ところで」
「ところで?」
「太陽系を基準とする座標系で考えると半年前か半年後の空が一番遠い」
「だからなんの話ー?」
「今回のお題だが、絶対座標があるなら過去の空は二度と会えない」
「またというか、ほとんどメタな話しかしてない」
「つまり、タイムマシンものなどでは相対座標系でしかも座標を固定できるという」
「ん?」
「時間がというか時空間が変化するときに空間的変化もすごいので、それに追従できるのがすごい」
「未来方向は穴掘って埋めた後に、冷凍睡眠するみたいなのを見たような」
「頭良いよね。何回も再発明されているアイデアだけど」
「そうだねー」
「ところで」
「ところで?」
「空は繋がっているので、近くの空だろうが遠くだろうが同じもので、見ている人にとって違いがある」
「……そろそろ疲れたので帰る」
「なんとか心だろうか?」
「」
お題『遠くの空へ』