無口な僕と無口な君。
だけど、静かなのかな。
ずっと会話してる気がする。
彼女の目をみて。
手を繋いで。
仕草をみる。
何か騒がしい。
言いたい事も言われたい事も。
君の事、分かってるのかな。
多分、間違ってるんだろうな。
僕の事は分かってくれてるだろうか?
僕の言いたい事はいつも同じ。
好きだよ。
言われたい事
またいつか。
大切な人には言えない。
だけど、運命を信じるなら。
言ってもいいのかもしれない。
今は無理だけど時が経って。
その時は、なんて。
だから、またいつか会える、
運命を信じて。
でも僕は言えない。
運命だと信じてても。
怖くて言いたくない。
こっちに運命が合わせてよ。
そんな我儘を。
運命は笑って合わせてくれないかな。
素敵なお題、
星を追いかけて。
素直にそう思った。
星を追いかけてたら、何がある?
星は、多分自分の追いかけたいものに変えるんだろう。
自分はもう決まってる。
だけど、星を追いかけてみたい。
キラキラと。
星の正体は小学生で習った。
だけど、そうじゃない。
星の正体を知らないみたいに。
追いかけてたら落ちてるって。
本気でそう思ってた子供の頃の様に。
自分の追いかけたいものは分かる。
でも、追いかけ方が大人になって。
ただ、走ればいいのに。
あれこれ考える。
後ろを振り返って。
星はどんどん落ちていくのに。
前を見ていない。
あんなに綺麗な星が落ちていくのに。
飛べよ。
いつも自分にそう思う。
さっさと飛んでしまえばって。
それは、遥か上に飛ぶのか。
それとも、遠い地面に堕ちるのか。
どっちでもいい。
このままいるのが一番苦しい。
だけど、僕には君がいる。
僕は、死ぬまで1人だと思ってた。
あぁ、君がいる。
一人じゃないのか。
だったら、空を目指さなきゃ。
間に合うのかな。
僕に翼はあるのかな。
余計に苦しい。
だけど、君には翼がある。
僕を置いていってもいいよ。
飛んで行って幸せになって。
僕はまた独りに戻るだけ。
だけど、飛びたい。
君と。
何をしても君の事ばかり。
それで、気づくのが遅れた。
バイクに乗って雲を見て。
やっと気づいた。
夏が来てたんだって。
でも、夏に君とは会えない。
会いに行っても会ってくれない。
周りには秘密だから。
夏なんていらない。
祭りの音や、蝉の声や、風鈴の音。
君に会うまで夏は好きだったのに。
君のいない時に聞く夏の音。
優しくて切なくて寂しい。
君と聞いたら。
でも、前に聞いた事がある。
君の好きな季節。
君は暑いのが嫌いなのに夏が好き。
でも、やっぱり君が好きなものは好きだよ。