小石 涼

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6/15/2023, 1:09:30 AM

 曖昧な空を彼女はいつも晴れと言う。
 僕はいつも曇天だと思う。
 だから僕は彼女に憧れた。
 隣にいると晴れやかな気分になる。
 いつか気持ちを打ち明けようとしたがやめた。
 彼女には明るく生きてほしいから。
 僕の暗いのが邪魔だから。

 

6/13/2023, 3:30:10 AM

 好き、
 嫌い、
 自分は曖昧だ。
 他の人がどうやって決めているのか分からない。 
 自分の頭が足りないからだろうか。
 特に嫌いな物が分からない。
 それなのに人生は選択の連続だという。
 全ての選択肢に曖昧な答えが欲しい、
 それで、また今日も悩まなければいけない。
 

6/12/2023, 12:02:43 AM

 彼は一人で飲み屋街に出掛けていった。
 財布だけを持って。
 目的は嫌なことを忘れたい。 
 酒で忘れるわけではないのは知ってる。  
 悪酔いだ。
 それでも仕事で嫌なことがあると飲み屋街に出掛けていく。
 相談出来る人もいないから。
 一人ぼっちの彼はまた吐くまで飲んだ。

6/10/2023, 4:22:35 AM

 朝日の温もりに起こさせれて僕は起きた。
 朝だけはいつも爽やかだ。
 でもこの後は毎日同じような事の繰り返し。
 少しずつ嫌な事がある。
 良いことは休みが近くなる。
 でも楽しい予定はなにもない。  
 ただ休みたい。
 

6/9/2023, 1:14:36 AM

 先生は岐路に立っていた。
 このまま仕事を続けるか実家を継ぐか。
 きっと相当に悩んでいたのだろう。
 珍しく弱音を吐いていた。
 先生はいつも選択の仕方を教えてくれた。
 答えの出し方も教えてくれた。
 だけど、何の役にもたたない事を最後に教えてくれた。
 結局、それ以来会わなくなった。
 
 
 

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