秋なんてあっという間
さっさと相手を見つけなきゃ
クリスマスもお正月ももうすぐそこだよ
なんて話を友達がしてた
あんまりにも真剣に話すから
茶化すのも違う気がした
久しぶりに会ったが
かなり真剣にパートナーを探しているようだった
正直に、いいなぁと思った
その熱は自分には無いものだった
でも何となくだがわかる気がする
気づいたら鳴き始めていた虫の声
肌寒い帰り道
小さな街頭が照らす長い夜
どれもこれも孤独を感じるには十分すぎる
秋は好きだが長い夜は苦手だ
さっさと過ぎて欲しいものだ
でも秋が過ぎたらすぐに年が明ける
その心の準備はまだ出来ていない
多分恋を始める準備も出来ていない
 ̄[秋恋]
今この時が続けばいいと思う
でも未来も気になってしまう
それが望んだものかどうかなんて
分かりやしないし
もし望まないものだったら
ただただ嫌な気分になるけれども
それでも未来が気になる
立ち止まれやしないから尚更
君がその未来にいなかったとしても
その未来を見届けたい
でも心構えの時間も必要だから
少しだけ時が止まって欲しい
 ̄[時間よ止まれ]
花の絨毯なるものがあるらしい
一度は見てみたいと思う
一つ一つ見ても美しく
集合で見ても美しい
なんだかとても羨ましい気がする
どちらか出来たら万々歳だろうに
少しずつでいい
なんだか見てられるなって
思われるようになりたい
 ̄[花畑]
私が外に出るタイミングで
毎回通り雨が来る
中に入ると嘘のように晴れる
そんなに私が外に出るのが嫌なのか
私だって嫌だ
できるだけ外には出たくない
でもそうも言っていられない
人間だから1人では生きることが出来ない
嬉しいような、悲しいような
なんか曖昧な気持ちだ
だから空も突然泣かないでくれ
こっちも泣きたくなる
泣きたくなったら事前に教えてくれ
こっちも身構えて会いに行くから
 ̄[空が泣く]
どうも君からよりも
自分から連絡をしていることの方が
多い気がしてならない。
案外そうでも無いのだけれど、
最近は特にそうかもしれない。
便りがないのは良い便りなんて言うけれど、
こんなにないのはさすがに寂しい。
え、恋人できたの?
今初めて知ったんだけど。
あれ、言ってなかったっけ、って。
もう何度も聞いた言葉。
あと何回聞けるだろう。
たまには連絡して欲しい。
でもしつこくするのもよろしくない。
絶対いらないのにこんな駆け引き。
ただの連絡ツールなんだから。
だけど通知が来ると嬉しくなってしまう。
それぐらいは許して欲しい。
 ̄[君からのLINE]