爪の根本に白い山がある人は不健康らしいよ。
手元の白、青、紫、桜色、また白のグラデーションを見られる。
夕焼けみたいって笑ってくれた。
手袋をつけて祈るように手を組む子がいる。
彼女はいつも何を願ってるのかしら。
外が不安なのか。内気の特徴だ。
「この手袋ちょっと大きくて。こうするとみずかきの所まで嵌るの」そう大きい声でここまで聞こえた。
左手を体に敷いて寝ると痛い。脈で体が床に打ち付けられるみたいだ。しかも空腹を感じる体に響いてうるさい。どんどん気になってくる。ドクドク、同じリズムに恐ろしくなってドクドク全く、ドク眠れドクる気がドクしない。
我慢ならなくて手を引き抜く。手をひっくり返すと血管が指の側面にまで浮かび上がっている。まだ少し脈拍は響いていて天然の時計のようだった。
「時計の針」
記憶が過去になるなら、夢は現実とどう違うの
誰も夢が幻だったなんて言っていない
棒アイスが好きだ。
箱買いした棒アイスの透明な袋が一番食欲を促進させる。
不器用な子は一気に引き裂いてゴミを二つに増やしてしまう。小さくなった方の欠片はヒラヒラと舞い落ちていくから、ポイ捨て禁止!公園の看板をよく覚えている真面目な顔で捕まえようとする。
ヒラヒラ何度も、ヒラヒラ何度も。
距離感が掴めないのか全然取れない。何度も頭を上げ下げして血の巡りが痛い。ムカついてやめる。
床にピッタリとくっついているのは、アイスが溶けたのが袋の内側に残っていたから。
手に持ったままの、大きな方の欠片にもついてた水滴が、ソーダアイスの味を思い出させてくれた。
『こんな夢を見た』
猫が一匹。
わたしの猫はさかなを好かぬ。
なぜなら食したことが無いからだ
母が言うにはこういうこと。
お前にゃさかなは贅沢だ。
父が言うにはこういうこと。
ママのいうことにゃ聞いておけ。
姉が言うにはこういうこと。
猫にゃ長生きのためよ。
あまりの美味さにきっと
食えば百は生きるだろうが。
私の言うことにゃ聞いておくれ。
猫にゃお前だけなのだ。
猫が言うにはきっとこう。
人間共はバカだにゃあ。
さかなが はねて ピョン!
だれかに くっついた 「わぁーい」
『海の底』
反射が遅くて水が飲み込めない。
足が短くて早く歩くと尻が揺れる。
お前は風呂の真似をしてるみたい。
見た目の良い方のカラスは近所にいない。
静かに泣いてる時は鏡が見たくなる。
花を装備する、御前にてのみ。
LINEは二行以内で頼む。
親切は撥水加工だから陰謀を感じる時もあるだろう。
求めよ、さらば与えられん。
土佐弁かよ畜生!
『ずっとこのまま』
快晴を見て美しいとは話せない。
家の中、深夜に回想した青空でやっと君に伝えたくなる
どうしようも無いからこういう事を全て知って欲しい
私だって情緒に溢れていることを、昼に、横で、今すぐ
『幸せとは』