不完全な僕
完璧完全な自分の人生を目指そうとしている時に
教えてもらった詩がある
人生なんてもっと気楽にあるがままに
子どものように自由に無邪気に笑って
過ごしたっていいんじゃないかな
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もう一度人生をやり直せるなら・・・・
今度はもっと間違いをおかそう。
もっとくつろぎ、もっと肩の力を抜こう。
絶対にこんなに完璧な人間ではなく、もっと、もっと、愚かな人間になろう。
この世には、実際、それほど真剣に思い煩うことなど殆ど無いのだ。
もっと馬鹿になろう、もっと騒ごう、もっと不衛生に生きよう。
もっとたくさんのチャンスをつかみ、行ったことのない場所にももっともっとたくさん行こう。
もっとたくさんアイスクリームを食べ、お酒を飲み、豆はそんなに食べないでおこう。
もっと本当の厄介ごとを抱え込み、頭の中だけで想像する厄介ごとは出来る限り減らそう。
もう一度最初から人生をやり直せるなら、春はもっと早くから裸足になり、秋はもっと遅くまで裸足でいよう。
もっとたくさん冒険をし、もっとたくさんのメリーゴーランドに乗り、もっとたくさんの夕日を見て、もっとたくさんの子供たちと真剣に遊ぼう。
もう一度人生をやり直せるなら・・・・
だが、見ての通り、私はもうやり直しがきかない。
私たちは人生をあまりに厳格に考えすぎていないか?
自分に規制をひき、他人の目を気にして、起こりもしない未来を思い煩ってはクヨクヨ悩んだり、構えたり、落ち込んだり ・・・・
もっとリラックスしよう、もっとシンプルに生きよう、たまには馬鹿になったり、無鉄砲な事をして、人生に潤いや活気、情熱や楽しさを取り戻そう。
人生は完璧にはいかない、だからこそ、生きがいがある。
ピータードラッカー
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ずいぶん前のことで忘れていたけれど、
新婚当初、夫が海外の出張先でCHANELの香水を買ってきてくれたことがあった
わたしはそういうブランドものの香水が似合うタイプではなく、欲しいと思ったこともなかったので受け取ったもののあまり喜ばなかった
その香水は結婚式に呼ばれた時などに
つけたりしたけれど、
二十数年過ぎた今でも、使いきれず部屋の隅に箱に入ったまま置いてある
香水に限らず夫からのプレゼントを
わたしはあまり喜ばなかった
さほど欲しくないものだったといえばそうだが、出ているお金は結局家計費からなので
無駄遣いして欲しくない、という気持ちのほうが強かった
今思えばなんて気持ちを踏みにじるようなことをしたのだろう…
もし素直に喜んでプレゼントを受け取る妻だったら、
夫もわたしの話にもう少し耳を傾けてくれたかもしれない
そして今とは違う家族の形になっていただろう
わたしが気づかなかった夫なりの好意を
いまでもきっと踏みにじっているのかもしれない