4/21/2025, 10:54:03 AM
#ささやき
悪魔がささやくなんて言うけど
悪魔ほどのささやきはそんなにない
意地悪な顔をした私が呟いたり
怒ってどうしようもない私が叫ぶ
悪魔が毎日ささやいてたら大変だもん
きっと何もかも吸い取られてしまうんだ
4/20/2025, 11:41:16 AM
#星明かり
あの日二人で見た星空を憶えてる
寒くて手が悴んでたから
あなたの手を静かに握ったんだ
遠くの夜空で飛行機のライトが点滅して
夜風で澄んで光輝く星明かりに紛れてた
もうあれから一年になるけれど
あの時間は全然色褪せなくて
あなたが私の人生に現れたことを噛みしめてるよ
4/18/2025, 10:03:37 PM
#物語の始まり
毎日が二度とない物語の積み重ねであることに
どれくらいの人が気付いてるのだろう
どの瞬間も切り取ったり変えたりができない今を
誰もが生きているってことを
心から気付けて生きている?
物語の始まりをどうしたいかは
いつだって軌道修正できるはず
4/18/2025, 3:27:39 AM
#静かな情熱
何でもすぐに手に入るようになった
情報も物も環境も
探し求めること、考えることが減って
選ぶことばかりになりつつある
静かな情熱とは
自らの意志に宿るもの
手っ取り早さを求める手には
決して宿ることはない
4/16/2025, 12:26:29 PM
#遠くの声
私の見た目を嗤った数々の言葉たち
それは無遠慮で図々しいものほど
心の奥までズケズケと入り込んできた
ぷつりと棘が刺さったときのように
いつもじんわり血が滲んでた
あなたたちになじられる筋合いは無いと
今なら声を大にできるけど
どんなに遠くの声も拾ってしまう思春期は
ありえないほど真っ当に傷ついていた