10/20/2024, 10:24:40 AM
#始まりはいつも
始まりはいつも幸福に包まれて
あぁこのままずっといけるなぁ
そんな風に思いながら至福の時を満喫する
最後のひとくちを食べ終えて
空になったお皿を眺めて
持て余したようにコーヒーを飲み干す
食べてる間に頭の中では
次はどれにしようかなって思っていたのに
もういいかなぁって満たされる
ケーキって一個で丁度いいんだよね
10/19/2024, 1:20:51 PM
#すれ違い
すれ違いを繰り返していることに気付いてて
でも何となくアクションする気にならない
そんな日々が積み重なって
最後はバラバラっと一瞬で崩れる
そうなると気持ちは戻らない
戻らないことも気にならなくなると
すべてが0になる
10/18/2024, 2:32:28 PM
#秋晴れ
このところは景色を眺めて
ホッと一息つく暇が無かった
夜風が一段と涼しくなっていて
ふらっと立ち寄ったファミレスのメニューで
秋の到来に気付かされた
カーテンを閉め切った部屋で朝から仕事
急な呼び出しで家を出た
駅までの道がやたら速く感じたのは
きっと秋晴れの爽やかな天気のせいだ
10/17/2024, 1:53:47 PM
#忘れたくても忘れられない
幼稚園の父親参観日
仕事のスケジュールを調整して祖父が来てくれた
赤茶色の背広にネクタイをかっちり締めて
どの若いお父さんたちより粋だった
やたらに声や手をかけずに見守られる中
私は誇らしさと共に大きく安堵していた
父がいないことを揶揄われたりしたらなんて
もうすっかり忘れていた
どんな想いでそこにいてくれたのだろう
きっと私が思う以上に色んな事を思ったのではと思う
大人になった今でもこの日の事を思い出す
嬉しかった 誇らしかった 幸せだった
ありがとう おじいちゃん
10/16/2024, 11:17:11 AM
#やわらかな光
桜の花びらが雨粒の重たさに首をもたげる頃
私たちは緑いっぱいの公園にいた
屋根付きのベンチの下
テーブルにはおにぎりとサラダチキン
読書には少し肌寒い曇り空
雲に隠れたやわらかな光を受けて
君の輪郭が優しく香った