#ある月夜の過ごし方
遠くの空でほわりと光る月に
何となく手を合わせてしまうことがある
いつからかは忘れてしまったけれど
多分大人になってからだと思う
願いごとを言うことは無く ただ手を合わせる
しばらく眼を閉じていると
夜のゆったりとした空気を五感で感じる
電気や太陽の強い光を浴びてくたびれた身体に
月の優しい光が流れてくるような心地よさ
心とからだ ほぐれていく
#絆
離れたり一緒に過ごす時間が減っても
特に寂しさや不安を感じない
けれど忘れたわけじゃなくて
むしろ元気かなって思い出したり
何かあった時あの人ならどうするかなとか考える
会えば一瞬でいつもの空気感になれて
おんなじ所で笑ったり怒ったりできる
そういう人との間にあるものだと思う
#たまには
たまにはで本音を。
寝るのも食べるのも惜しいくらい
何かに熱中してみたい
#大好きな君に
大好きと言える私の大切な人たちに伝えたい
思っているよりもこの日常は奇跡だよってこと
健康な身体でいられることの尊さを
身に染みて感じるくらいの苦しみを味わう前に
どうかどうか 気づいてほしい
楽しいとか嬉しいとか悲しいとか悔しいとか
心を目一杯使って感じられることの
どれほど美しいことか
身体が健やかで元気でいるからこそ
心もちゃんと機能するんだよ
今日も一日おつかれさま
大好きだよ
どうかずっと元気でいてね
#ひなまつり
「ひな人形を閉まい忘れるとお嫁に行けないのよ。」
子供の頃そう聞かされた
絵本を読んだりお昼のお弁当を食べたり、
夕方の時代劇を観ていた幼稚園児にはよく分からないことだった
祖母お手製の色彩鮮やかなちらし寿司
食べきれないほどの淡色の雛あられ
大切にされている、愛されていることを一層感じるちょっと特別な団欒
健やかに育っていることすら本当は奇跡かもしれない
そこに感謝するだけで良いはずなのに
お嫁って言葉もそんなに好きじゃないって途中で気付いたの
多くを望まず慎ましくとは言わないけど
行けないのよってまるで呪いよね。笑