嬉々とした彼の視線はデスクトップに吸収され、其れを茫と観ていた。

彼の好きなものに興味はあれど、愉しそうに彼が指南したゲームのルール等の事柄は紙に記したまま部屋に落ちている。


* 君と見た景色

＜　新潟県甲賀町立谷1-10-18　＞

☆　2.7万円
☆　敷/礼 -


【 2件 のコメント 】　新着順↓

　　素朴な借家です。只、時間を共に失うだけでも単純な言葉ばかりが溢れました。

　　遠距離中の彼氏を囲うわたしを赦す彼に、離人的視点でいたのは、わたしだけではありませんでした。

　　情けないのは彼も、私も、よく育った虫ばかり出るこの家も。

　　ひとつも幸せになれませんでした。

　　幸せって、単純な言葉ですから、何時しか確認になっていって。

　　築50年には黒茶の古時計がお似合いです、然し雪の多い地域ですから、ご老齢の方には不向きです。

　　どうか次の方は、お幸せに。


* どこ？

　未来の展望に希望を見出し若い芽にも成らない夢物語を終幕させた先生の煌めくヘッドショットに、忘れることの無い生涯の小さな呪いと微かで過大な期待をみた。

　美しかった。

　あなたとわたしのいつかに幸あれ。




* 叶わぬ夢

バラバラに崩れたパーツを拾い集めてくれる姿に、音色の変わらない心配と配慮に、口角の動かない天気の話に、ひどく期待してしまう自分がいた。




* やさしくしないで

貴方と生まれるかもしれないその遠い子孫の類似点は薄まった血くらいだが、貴方が西の空を見上げて見える彗星は、8万年後の子孫が先祖を思う光になるかもしれない。貴方と8万年後の子孫だけが通えるアウラ的存在を特別に思いたい。