『これからも、ずっと』
そんな言葉のどこを信じたらいいのでしょう。
いつか終わりはやってくる。
─これからもよろしくね。
─ずっと一緒にいようね。
何度聞いたことか。
私はそう言われても、曖昧な返事。
そのせいかわからないけれど
今や何の、連絡もしていないし、こない。
そんな儚い関係しか築けない欠陥品。
けれどそんな私も、
『これからも、ずっと側にいたい』
そう思うようになってしまった。
一緒にずっと居るにはどうしたらいい?
どうしたらこの関係が続くの。
そんなことを考えたことなかったから
わからない。
もっと早く、この感情を知りたかった。
失敗するのが怖い。
想いが募る。
あなたのことが
愛しい。
不器用で、口下手な私は、文章に書いて伝える。
君はきちんと気持ちを受け取ってくれるのだ。
だから、大丈夫なのかな。
大切にしたい。
ずっと、側にいて?
大好き。
抱きしめたい。
あなたを想って今日も眠る。
『愛かお金か』
学生の頃は、卒業したらほどほどの企業に入ってほどほどに 働いて数年経ったら結婚して…なんて思ってた。
でも 実際は全然そんなことなくてやりたいことが増えて増えて仕事が楽しくて。
恋愛もしてた。
でももう少し年収がある人がいいな とか 将来を見据えて まっすぐ見れなくなっていく。
お金で苦労したくない。
お金を稼ぐために悩むのだ。
恋愛面はなかなか難しくて
同級生の友達と、
30までにお互いいい人がいなかったら結婚する?なんて約束したり。
けれど それは虚しくなって、白紙にした。
愛妻家のあの人も裏で遊んでたりとかこんな人が遊んでるんだとか色々な人と知り合って 夢も見れなくなった。
いつか 素敵な人が現れて恋に落ちて…
少女漫画を見てそんな風に夢見てた時期もあったな。
お金がある生活をして数年。
お金があったら あったで
自由にしていいよと言われた時
私は私の中にやりたいことがなかった。
たくさん いろんな 習い事をしたし興味を持って勉強したけど満たされない。
これだというものがないのだ。
彼はとても優しくてお金があって何の不自由もない 生活。
理想の生活だなって描いていた通りになったのに。
優しいけれど 満たされない
そこに愛はあれど 私は与えられるばかり。
愛を注ぐとは 愛するとは?
私はうまく人を愛せない。
愛し方がわからない。
いつも失敗しちゃう。
ひと周り以上年の離れた相手とばかり付き合うようになって、ふと同年代の異性と話したくなった。
今私の同世代の男は一体どんな人がいるのだろう。
そんな時 目の前に現れた君は
愛の塊だった
常に相手の喜びそうなこと考えて
思いやりに溢れてる。
年上の人以上に愛の伝え方が上手だった。
これが愛されるということか。
私は今までお金で愛されていた そんな感覚だった
だから 満たされなかったんだ。
心じゃなくてお金で解決するようなことばかり。
そうじゃないんだ。
愛か、お金か、どちらを選ぶ?
きっとあなたと過ごす日々は
お金がなくなったとしても
きっと心が幸せで満ち足りてる。
それを教えてくれた。
『それでいいよ』
少し悲しげな表情で、あなたは言う。
その顔がどうしても頭から離れなくて、なぜ、悲しい?
あなたの気持ちが分からない。
聞けばあなたはいつも、
わかりやすく優しく教えてくれる。
けどね、たまには自分で気づきたい。
あなたは時々
『質問されたことないけど興味持ってる?』
『自分のどこを気に入ったの?』
そうやって、聞くけれど私はいつも誤魔化す。
私は周りが見えていなくて
あなたはいつも私が知らないうちにフォローしてる。
もしくは、気づいても私はあなたに言わない。
あ、と思うあなたの行動は全て意識的に行動してることだった。
『気づいてる?』
うん、気づいてるよ。
素直じゃない私は聞き返す。
どれを?と。
具体的なのを聞いて、やっぱり、と心の中でおもうだけ。
君は私に喜んでほしくてやってるのに。
可愛くない私。
どうしてか、素直になれない。
最近日に日に天邪鬼なの。
悲しい顔、させたくないよ。
させたくないのに。
喜んでほしいのに。
私の口が、動かない。
声が出ない。
あなたの名前すらも、呼べてない。
ねえ、呼べてないけど、いいの?
『それでいいよ』
さみしいけどね、とポツリと言うの。
心の中でしか、あなたを呼べない。
自分しか、幸せにされてない。
どうして私の側にいるの。
あなたは傷ついた顔するのに、
数秒後には、笑顔になるの。
だけど嘘だよね。
気遣ってくれてるの、わかるんだもん。
こんなに好きなのに、これっぽっちも伝えてない。
意味わからないね。
夜に俺のこと考えてくれてるんでしょ、と
お見通しなの。
私の気持ちは、どこにあるんだろう。
最近わからないの。
大切なものを守るために私は嘘をつく。
どうしても、隠し通さなくてはいけないこと。
あなたに知られたら、元に戻れないもの。
私を見る目が変わる、それがひどく怖い。
自分を守るための嘘でもある。
けれど、あなたが事実を知ったら、
それは裏切りと同じ事。
信用は、裏切られてもいいと思えるかどうかってあなたは言ってた。
だから、きっとあなたは、許すのでしょ。
けれど、悲しい顔を、するでしょ。
その顔は見たくないから私は本気で嘘を付く。
あなたには、なにか見透かされてる気がしてならない。
深い詮索をしない今に感謝してる。
嘘を隠し通せば、無かったことになるから。
私は嘘を吐き続ける。
あなたに見つめられると
時が、とまる。
まるで静止画。
ああ、こんな目の色してたんだ、そんな風に思いながら目の中に映る私を探してみたり。
いつも私は照れて目をそらしてしまうから、君の形をパーツでしかおぼえてないの、笑えるよね。
あなたは気を使ってあまり目をこちらに向けなくなったから余計に貴重なふとした瞬間。
ほんのひと時が、長く感じた。
最近おかしい。
私のなかの私が矛盾してる。
もっと、見つめて。
こっち見て。
笑いかけて。
見て、見て、見て。
もっと私のこと、好きになって。
こんなことばかり
あなたと会ってる間、考えてる。
素直に言えたらいいのに。
会いたい。
ずっと一緒にいたい。
さみしい。
大好き。
いつも可愛くないこと言ってしまう。
会いたかった?
…うん。
最寄り駅まできてほしい?
…どっちでもいい。。
会いたいと、うん、は雲泥の差。
さみしいから、きてほしい。ってかわいく言えたら。
文章でなら、こんなにスラスラと思いを書けるのにさ。
どうしようもなく、あなたの名前を、呼びたい。
会いたい。
今連絡したら、きっと君は会いに来てくれるの。
それでも私は今日も、そのまま寝てしまうのです。
また素直になれなかったらどうしようってぐるぐる。
だめだね。
って投稿した途端
あなたからライン。
今から会いに行くね。って
幸せが積み重なってく。
あなたに私はなにが出来るかな。